管理人の独り言 le monologue

コロナ騒ぎの残すもの

一昨日の朝日新聞天声人語に、興味深いことが書いてありました。天声人語のライターさんも新型コロナウィルス禍を鑑み、テレワークをしているが、それなりの苦労もある。会社の資料室にある資料をみたくてもみられない、職場の会話からヒントをもらっていたのが得られない。紙の本の深さや仕事仲間の会話の大切さを思い知った。というのがその内容でした。かたや、SNSでは、「テレワークにしてみたら快適」という内容のこともちらほらみられます。

私個人は今までとほとんど変わらない仕事をしているので、実感としてはないのだけれど、ネットや新聞などをみているとなるほどそういうこともあるのかと思わせることも多いです。

人それぞれ、仕事の内容にもよるけれど、コロナ騒ぎのおかげで、何が必要で何が必要でないのかの切り分けができ、今まで変えたくても変えられなかった仕事体系が変わるのかもしれません。もしそうだとすれば、コロナも悪いことばっかりではないのかも。

いやいややはり、いろいろなイベントの中止や外出の自粛、マスクや消毒関連のものの不足、挙句のはて、デマによってトイレットペーパーやティッシュが店頭からなくなるなんてことは勘弁してほしい。経済の落ち込みもすごいだろうし、はやく収まって、前を向ける社会に戻ってほしいものです。

ジュリエットの数学個展 ジュリエットの数学個展
今週の展示は「第3回 ジュリエットの数学 個展「捕馬/traumatic」」。水彩画のイラスト展です。大人になりかけた少女の優しくてさみしい世界に、少しスパイスを加えた、そんな感じの展示です。「ジュリエットの数学」という作家名は、寺山修司編の詩集「ジュリエットの数学」からきているそうです。会場にその詩集も置いてあるので、展示とあわせてご覧ください。10日まで。