管理人の独り言

管理人の独り言 le monologue

小さい者が大きい者を -テニス西岡選手の活躍ー

Category: General

かなり前のことになりますが、大相撲で小兵の舞の海が「技のデパート」と呼ばれ、多彩な技で大型力士を倒すことで人気があり、楽しみに見ていた時期がありました。

今、開催中のテニスのマスターズのインディアンウェルズ(アメリカ)大会で、日本の西岡選手が大活躍。(4、5年前から見るだけですが、テニスにはまっております。)
西岡選手は身長170㎝の小柄な体格、今のテニス界は180㎝でも小さいくらい、190㎝を超える選手も少なくありません。もちろん身長が高いほうが有利と言われています。そんな小柄の西岡選手が、ボールを拾いまくり、多彩な変化をつけてボールを返し、大きな選手を倒していく。最大の身長の選手との差は、なんと41cm、まるで大人と子供ほども違う差で、勝利を奪う、その姿は痛快で、ふと舞の海のことを思い出しました。(舞の海も170cmくらいでしたね)
日本人以外の観客も小さくて頑張っている西岡選手のことを、応援している人が多かったそうです。

そういえば、昔話の「一寸法師」も、大きな鬼の体の中に入ってやっつけるという話だったし、旧約聖書にも巨人ゴリアテを倒すダビデの話があります。古今東西問わず、小さいものが大きいものを倒すのは、人の心をうつのかもしれません。

それにしても、これからのテニス界、錦織選手とともに、西岡選手も楽しみです。次はマイアミの大会、でもまた時差が悩ましい・・・


梨凛花~rinrinka~2017春夏コレクション梨凛花~rinrinka~2017春夏コレクション
今週の展示は、「梨凛花~rinrinka~2017春夏コレクション 展示即売・予約会」。春らしい軽やかで優しいお洋服の展示即売会です。アクセサリーの販売もあります。どなたでも入場できますので、ファッションに興味のある方は是非お越しください。20日

(2017年03月18日)

10年前の想い ~青木美歌さんの展示~

Category: 演劇・美術

10年くらい前、武蔵野美術大学の卒業優秀作品展で、とても美しいガラスの作品を見つけました。暗室に、まるで胞子や菌のような形のガラス作品、作品から少し離れた斜め上のほうから光をあて、それが、太陽とも月とも感じられて、展示のしかたもとても素敵でした。
そもそもガラスは好きなジャンルなのですが、いまだに忘れられない作品で、いつかこの作家さんの別の作品もみたいとずっと思っていました。

そして、その時がついにやってきました。作家の名前は青木美歌さん、銀座のポーラミュージアムアネックスで個展をされているのをTwitterで他の知り合いの作家さんが写真をつけて、つぶやいているのを見つけたのです。しかも、まだ会期中です。こ、これは行かなくては。

展示タイトルは「あなたに続く森」、タイトルも惹かれます。今回もバクテリアや細菌をイメージとしていていますが、たくさんの作品の美しさや透明感から、あたかも不思議な森の中を歩いているような気がします。10年前の作品よりも洗練されていて、作品の影をも意識した、とても素敵な展示でした。
作家の青木さんもいらしたので、初対面にもかかわらず声をかけてしまい、10年前のことを含め、いろいろお話をさせていただきました。私が見た10年前の作品はご本人も今でも気に入ってらして、ホームページのトップ画として使っているそうです。これもなんだか嬉しい。


青木美歌作品青木美歌作品
作品はこんな感じです。透明感のある心が清らかになるような展覧会です。明後日(26日)までですが、銀座方面に行かれる方是非、お勧めです。

(2017年02月24日)

サポートの差

Category: General

先日、インターネットが急につながらなくなりました。家中のパソコンがつながらなくなり、スマホのWiFiもだめ。となるとインターネット自体かルーター等の問題になるので、障害情報をスマホで調べてみたら、この地域の障害はなさそう。これはサポートに電話するしかありません。

だいたい、サポートに問い合わせると、あまりいい思いをしないことが多いです。最近だと、ITで有名な、かのG社。回答のメールがわかりにくく、質問の内容に答えていないところがあるので、再問合せをすると、なかなか返事がこないわ、のちに問い合わせた別のサポートの人と言うことは違うわで、いったいどうしたらいいの?という感じでした。なので、この問い合わせも少し億劫でした。

ところが、K○D○社のサポート、素晴らしかったです。ひとつひとつわかりやすく確認してくれるし、他社のルーターなのに、形状を調べてくれて、わかりやすく指示してくれました。こちらの都合で電話をかけなおすことになったのですが、数時間後に電話したときのサポートの人(前とは違う人)がまた親切。前回のログもきちんと残されているので、再度説明することも少なく、スムーズにことはすすみ、けっきょく、レンタルしているメディアコンバーター(?)のリセットで無事インターネットはつながりました。しかも、今使っているメディアコンバーターは10年以上たっていて、もう新しい機種がでているからと言って、交換してくれることになりました。
新しい機種は、翌々日には届きました。あーなんて素晴らしい。サポートがいいと、ずっと使い続けようという気になりますね。

しかし、対応が悪かったG社、検索エンジンやブラウザやOSなど、利便性など考えると使わざるを得ないところが、なんとも納得のいかないところでもありますが・・・


Media Garden 2017Media Garden 2017
今週の展示は「Media Garden 2017」。東京経済大学コミュニケーション学部の「表現研究」ゼミ展です。写真・映像・インスタレーションと多彩なジャンル、授業の一環だそうですが、大学っていいなぁと思わせてくれる展示です。Media Gardenに是非。31日まで。

(2017年01月29日)

ブリューゲルのバベルの塔

Category: 演劇・美術

新年おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
HPのトップ画も、1月1日から、昨年12月に個展をしてくださった宮崎望さんの展示風景にしました。ぱぁーと明るい感じが新年らしくて、気に入っています。

さて、先日、今年4月に都美術館で、ブリューゲルの「バベルの塔」展をやるとの記事を見つけました。へー、「バベルの塔」がくるんだぁと思い、その写真をみてびっくり。私の知っている「バベルの塔」ではない。似てはいるけれど違うものでした。私の知っているのは、もう少し明るくてもう少し牧歌的な感じで???所蔵の美術館もオランダロッテルダムとか、これも違う。では、私が20数年前にウィーンの美術館で、絵の前に立ちすくみ、長い間眺めていたあの感動した「バベルの塔」はいったい何だったのでしょう??まさか偽物?でもあのウィーンの美術館は、ブリューゲルのコレクション(多分ハプスブルグ家の)で有名なはずです。

こういうときはインターネット、調べてみたら出てきました。ブリューゲルの「バベルの塔」はほぼ同時期に描かれていて、2枚あるそうです。しかも、その大きさから、ウィーンにあるほうを「大バベル」、ロッテルダムを「小バベル」と呼ばれているそうです。
何だ、何だ、知らないってこわい。余計な事いっぱい考えてしまいました。
ああ、インターネットって素晴らしいわ。ここでふと思いました。これってウィーンで「バベルの塔」を見たという経験があるから、そう思えるんじゃないかって。経験による知識とインターネットから得た知識と結びつけることが、私にとって最良の使い方なんだなと、今更ながら思いました。

4月になったら、都美術館に行こう、そして「小バベル」を見てきます。きっと何も知らずに行くよりずっと面白いはずです。

(2017年01月09日)

日曜が最後にあるカレンダー

Category: General

時は師走、カレンダーもあと1枚になり、来年のカレンダーも用意しました。
このカレンダー、最近よくみる日曜日が最後にきているものは、私は絶対に選びません。手帳類も同じです。どんなにデザインが気に入っても使いません。ぱっとみたときに、特に水曜・木曜あたりを間違えることがあるからです。

とはいえ、自分が使っているもの以外のカレンダーは気をつけてみるようにしています。ところが、昨日やってしまったのです。
演劇のチケットをネットで予約するのに、ギャラリーが休みの水曜日をとるつもりが、きれいに第三希望まで、すべて木曜日予約。確認のメールがきたときに、(自分が間違えたくせに)「え、何で木曜なの?」と疑問に思う大失態。サイトを見直すと日曜日が最後にあるカレンダー、あーやってしまったとやっと気づきました。
木曜でもこの時間帯なら行けそう、それとも前もってこの日はギャラリーを休みにすべきかと考えましたが、幸いにも、まだ予約抽選中なので、取り消しがきき、再エントリーできました。ほっ。

「だから、日曜が最後にあるカレンダーは嫌いなんだ!」と息巻いておりますが、けっきょくのところ、気をつけなかった自分が悪いですね。はい。でも私みたいな方、どこかにいませんか?


NOZOMI MIYAZAKI ARTSHOW 2016NOZOMI MIYAZAKI ARTSHOW 2016
今週の展示は「NOZOMI MIYAZAKI ART SHOW 2016」。今年最後の展示です。アメリカンテイストの100枚以上のイラストが並び壮観です。是非お越しください。20日まで。

(2016年12月17日)

「若い人にはわかるまい」

Category: General

昔は、やらなければならないことを、ぎりぎりになってからやるというのがほとんどで、「あーもっとはやくからやっておけばよかった」と思うことが常でしたが、最近そうでもない、いろいろ前もってやることができるようになりました。これって進歩?と思いたいところですが、実はそうではありません。ぎりぎりになってから集中的にやって、間に合わせる自信がなくなってきたからなのです。

いやー年はとりたくないもんだ、と思っていたら、朝日新聞の「オトナになった女子たちへ」というコラムで、伊藤理佐さんが「若い人にはわかるまい」というタイトルで、似たようなことを書いていました。そして最後をこう結んでいます。

「若いってすごい。でも。そんな頃に戻りたくない。若い人には信じてもらえないと思うけど、若い頃になんか、お金をつまれても戻らない。わたしはちゃんとしたおばさんになったのだ。」

そう、若いっていうのは素晴らしい。羨ましくもある。でも戻りたいなんて思わないのです。それは、形こそそれぞれですが、そのあとに誰にでも必ずやってくる苦労を知っているからかもしれないし、楽しいことは思い出として残しておけるからかもしれない。このコラムにいたく同意してしまいました。
伊東理佐さんよりは、私のほうがずいぶん上だけど、私もちゃんとしたおばさんになったと思いたいです。


すごい景色すごい景色
今週の展示は、「すごい景色」。多摩美術大学の油画科の学生さんの2人展です。ギャラリーいっぱいの油絵の大作に圧倒され、タイトルにぴったりの展示です。是非お越しください。13日まで。

(2016年12月11日)

三婆

Category: 演劇・美術

例年11月は落ち着いた天気で、展示日和なのですが、今年はあまりよくないどころか、雪まで降った東京。この先どんな天気になるのかいささか心配です。

さて、先日、新橋演舞場に「三婆」を見に行きました。有吉佐和子原作で、ずいぶん前から数多の女優さんが、舞台のみならず、映画やTVでも演じられてきた演目です。10年くらい前に、波野久里子、水谷八重子、園佳也子という配役で観たことがあり、面白かった記憶があります。今回、大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子とキャストが一新されたので、それではもう一回と思い足を運びました。

物語の時代は昭和30年代、急死した金融業の男の妻、愛人、男の妹と3人の女性がひょんなことから、同じ家に住むことになることから始まり、そこで起こるバトルと老いても必死に生きる姿をえがいています。幾分現代風にアレンジしてあるのと、自分がその年齢に近づいたこともあるのか、その筋を知っているにもかかわらず、面白くて楽しめました。

原作が気になり、有吉佐和子さんのことちょっと調べてみたら、1984年53歳で亡くなっています。「三婆」を書いたのは1961年、なんと30歳の時です。ひぇー、30歳で、こんな年を重ねた女性の機微を描けてしまうのですか。やはり天才だわ。53歳でこの才能を終えてしまうのはあまりに残念。まぁ天才というのはそうしたものかもしれませんが。


スポットライトスポットライト
今週の展示は、合同写真展『スポットライト~虚構と現実~』です。舞台や映像で活躍中の俳優が俳優を描く、いつもとは少し違う写真展。舞台をギャラリーに置き替えたようなインスタレーションと言ったほうがよいような、面白空間です。29日まで。

(2016年11月27日)

現美新幹線に乗ってみた

Category: General

4月に運行スタートした「現美新幹線」に乗りました。現美新幹線とは越後湯沢~新潟間を1時間弱で走る現代美術を鑑賞できる新幹線で、いわく「世界最速の美術館」です。

現美新幹線現美新幹線

外観はなかなかかっこいいフォルムです。写真家の蜷川実花さんの作品が使われていて、長岡の花火をイメージしたものだそうです。
内部では、何人もの作家の作品が飾られていて、列車に乗りながら現代美術を堪能する。椅子はありますが、あちこち歩き回って鑑賞するという感じです。1時間という時間は短すぎず、長すぎずでちょうどいいかなという感じです。個人的には小牟田悠介さんという作家さんの鏡の車両がよかったけれど、多彩で面白かったです。越後湯沢~新潟間はトンネルが多く、車窓を楽しむ代わりに現代美術をという意図もあるそうです。なるほどー。

せっかく新潟まで行くのに、現美新幹線だけではもったいないってことで、そのあとに月岡温泉でのんびり、次の日に弥彦神社で紅葉をみて帰ってきました。新潟は米どころ、海も近いので海産物も美味しい。美味しいものをたくさん食べて、ゆったりのんびりの旅でした。

ここでふと思いました。今回の旅は満足でしたが、もう一度行きたいかっていうと、もういいかなと。現美新幹線もよかったけれど、中の作品が変わらない限り、1回でいい。誰もがそう思うかどうかわからないけれど、これって観光地の問題だよなぁと。
リピーターをふやすことって、あらゆることに共通の難しい課題なんだろうなと旅の終わりに思ってしまったのでした。



レッドバンブー展レッドバンブー展
今週の展示は「第7回レッドバンブー展」。多彩なジャンルの見ごたえのあるグループ展です。是非お越しください。15日まで。

(2016年11月13日)

「84°33’」

Category: General

楽しみにしていた本が届きました。これは、新星急報社さんの「84°33’」。先の少年展のために書き下した小説です。会期中、すでにWebで公開されていましたが、どうしても紙の活字で読みたくて、我慢して待っていました。

新星急報社さんは、この小説にあわせて、作品やアクセサリーを制作しています。
立体や平面の美術的作品は、自分からは遠いもののような気がするのですが、小説となると、大学は一応日本文学専攻の私には近くて馴染みのあるもののように思えます。もちろん私には小説なぞ書けませんが。
そして、会期中に販売されていた新星急報社さんのアクセサリーを、私もひとつ購入いたしました。そこには「水気のある冷たい指先が額を伝う。」と添え書きがしてありました。これがどんな風に使われているのだろう、と思いながら本が届くのを待っていました。

小説は15歳で双子の片割れを亡くした少年のお話。前述の文章がどこにでてくるのか、言葉をかみしめながら読み進めていましたが、(こういう読み方も初めてかも)、物語のかなり終わりのほうにでてきます。見つけた時、はっと思い、思わずアクセサリーを引っ張り出して見直してしまいました。アクセサリーについている水晶は5本だっただろうか?と。そう水晶は冷たい5本の指を表しているのです。
アクセサリー
私が購入したネックレス

他にも随所に、ああこれは少年展のときのあれ、という表現がでてきます。うーん思わず唸ってしまいました。
立体や平面の作品だと、ぱっとみて、この絵すごいとか、このオブジェ素敵とか、この作家さんいいなぁとか直接的に波が押し寄せるように圧倒されます。しかし、新星急報社さんの作品は、じわじわと心の中にしみとおっていく。実はこういうほうが私好みかもしれません。新星急報社さんは「小説を作るのも、アクセサリーをつくるのも自分の中ではたいしてかわらない」と言っていましたが、小説を読んで、なんとなくわかったような気がしました。
いずれにせよ、稀有な才能なのでしょう。是非この素敵な世界観を拡げていってほしいと思います。

繊細な表現で書き綴られたこの小説は、単体で読んでも興味深いかと思います。こちらから購入できますので、興味をもった方は是非。


そして、「少年展」冷めやらぬ私は、ホームページのトップ画もスパン社さんの作品にしてしまいました。(掲載許可はいただいております。)こちらも素敵な世界観です。

(2016年11月01日)

少年展第五回 「サーカスの入口」と「サーカスの少年」

Category: ギャラリー

ギャラリー協賛企画の「少年展 第五回」が7日から始まって、はやいもので残すところあと3日となってしまいました。

第一回の少年展は2008年、8年かかって五回目を迎えたわけですが、今回で少年展は一区切り、当分開催の予定はありません。
半分以上の作家さんが5回連続、そしてほとんどの作家さんが複数回少年展に参加してくれています。私はずっとその変遷をみていますが、第一回のはじけた雰囲気から比べると、今回はずいぶん落ち着いた感じになっています。

第一回のテーマが「ノスタルジックサーカス」、そのとき参加の鳥居椿さんが「サーカスの入口」という双子の絵を描いていました。そして、今回テーマが「Twins」ということで同じ双子を「サーカスの少年」というタイトル描いています。そしてそのキャプションに添えられた言葉が「あの日のまま、ちっとも年をとっていないのね」。(この2つの絵は、Twitterで鳥居椿さんがポストカードの紹介としてツイートしています。)
そう今回の「サーカスの少年」は第一回の「サーカスの入口」の双子と同じで年はとっていない。だけど、よく見ると少しだけ大人びているのです。「少しだけ大人びる」これが少年展の変遷なのではないかという気がします。参加作家さんも年を重ね、スキルを重ねて、作品も少しずつ洗練され大人びてくる。鳥居椿さんの双子はそれを象徴しているように思います。そしてこれこそが8年間、数を重ねてきた少年展の意味のような気がしてなりません。

長い長いお休みに入る「少年展」、あと3日で終わりを迎えます。ずっと見に来てくださっている方も、初めての方も、どうぞいろいろな「双子たち」に会いに来てください。10月16日(日)まで。

少年展少年展

(2016年10月13日)
©2003-2013 Galerie Juillet.