お芝居の観かた
今月はよいお芝居を2つ観ました。
1つは「ふるあめりかに袖はぬらさじ」。昨年、歌舞伎で玉三郎主演で観たのが面白く、大竹しのぶ主演で上演するというので劇場に足を運びました。有吉佐和子原作のこのお芝居は、時は幕末、横浜の遊郭で、ある遊女が自殺、それが尊王攘夷の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説となって…というのがおおまかな筋。主役のお園は、その遊郭の芸者という設定。玉三郎ももちろんよかったのですが、場末の遊郭にしては、上品すぎという感もあったので、大竹しのぶのほうが、そのいう展ではよかったかなぁと思いました。
初演は杉村春子だったそうで、もはやかなうことがないのですが、こちらも観たかったと思わせるくらい、今回の脚本も演者もよかったです。
もう1つは「連獅子」。有名すぎるくらいの歌舞伎の舞踊劇、親獅子、仔獅子の精が舞い、親が子を谷底につきおとし、はいあがってきた子だけを育てるという伝説からなっています。
今回は尾上菊之助(親獅子)と10歳の尾上丑之助(仔獅子)。「連獅子」は何回もみたけれど、そしてもっと踊りがうまい人もいたけれど、私が観た中では今回が一番よかったです。親獅子のきりりとした姿、懸命な仔獅子の姿がよく伝わってきて、客席からも拍手の嵐でした。
観方もいろいろあると思いますが、同じ演目を違う役者でみて、自分の中で比べてみるのも、お芝居の醍醐味だなぁとつくづく思いました。お芝居とは、こうして脈々と受け継がれていくものなのでしょう。
両方ともまだ上演されているので、興味のあるかたは行ってみたらいかがでしょうか?
今週の展示は、― PHOTO EXHIBITION『Passage,』―Takashi EBI × Taichi OKEDAです。北海道に魅せられたカメラマンと沖縄の離島に心奪われたカメラマンが旅路の途中で出会い実現したコラボ写真展。北の果ての北海道、最南端の沖縄、正反対のはずなのにどこか共通点があるような気がします。遠くに旅したくなるような素敵写真展に是非。26日(水、木休み)までです。
今日9月18日で、ギャルリー・ジュイエは20年、こんなに長く続けられるなんて思っていませんでした。ジュイエで展示してくださった皆様に、展示をみにきてくださった皆様に、そして、偶然この日に素敵な展示をしてくださった「Passage,」の作家さんに感謝いたします。
山本二三先生との思い出
8月19日に、アニメの背景画家の山本二三先生が亡くなられました。
山本二三先生といえば、「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」「時をかける少女」などの美術監督で、たとえその名は知らなくても、絵は誰しもがみたことがある、アニメ界の至宝ともいうべき方です。
その二三先生とギャルリー・ジュイエとは縁が深く、ジュイエで3回も展示していただいています。数多の美術館で展示されている「もののけ姫」や「火垂るの墓」の背景原画や、ゲームの「世界樹の迷宮」の原画、その他たくさんの原画や複製画を展示していただいたのは、ギャラリストとしての私の自慢でもあります。2015年の個展でのデモンストレーションの雲の絵は、私の手にあり、自宅の玄関に飾ってある宝物です。
一昨日、ギャラリーに行く途中の道で出会った景色に、思わず目を見張りました。
「時をかける少女」の背景みたい!18年あまり通っている道、もう何千回も通っているのに、こんな光景みたことがありません。
この道を自転車で駆け抜けていくあいだ、「タイムリープ」はもちろん起こらなかったけれど、ずっとずっと二三先生に語りかけられているようでした。
あー、私は何て素敵な縁を二三先生からもらったのだろう。これからも夏の雲をみるたびに先生のことを思い出せます。
そして、葬儀の日の今日もまた、頂いた絵にそっくりの「二三雲」が空に浮かんでいました。
二三先生さようなら。あの雲の上で、安らかにお眠りください。
今週の展示は、「微睡みに蓋をする」武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科の2年生による3人展です。 空間演出、映像、写真など、様々なメディアで、夢と現実の狭間、揺らめきを表現。もろく儚くも美しい世界に是非お越しください。29日まで。
アンドロイドオルタ4
昨日のニュース番組で「AIアンドロイドオルタ4」のことを取り上げていました。
「AIアンドロイドオルタ4」とは、大阪芸術大学アートサイエンス学科の研究室が開発した歌うAIロボットのようなもので、音楽家の渋谷慶一郎氏が音楽監修して、パリのシャトレ劇場で「アンドロイドオペラ」を上演、好評を博したそうです。へー、面白そう。そういうオペラみてみたいなぁと思って、番組を見続けていました。
すると、ChatGPTに最近のニュースを学習させて作成した歌詞を、オルタ4がピアノにあわせて即興で歌うという生配信が始まりました。「日出ずる国の権力と支配」「万博は来ない、工事はすすまない」「北のミサイル」とか「何故伝えられない、僕は真実のメッセンジャー」とか、AIロボットとはいえ、こんなこと言っていいの?って思うような歌詞で、顔の表情や声も奇妙な感じでした。
最近のニュースって政治色の強いニュースばかりではないだろうに、ChatGPTが選んだのは、そういうこと?
人間が言えないことを、AIロボットが忖度なしに言ってくれるのなら、それはそれでいいことかもしれませんが、なんだかうすら寒いものを感じてしまいました。
ここで思い出したのが、ずいぶん前のことですが、AIロボット同士で会話させていたら、人間が理解不能な言葉で会話しだした。というニュース。進歩し続けるAIは、有益なものではあることは間違いないけれど、方向性を間違えてしまうととんでもない方向にいってしまうのではないかという疑念が頭をもたげました。そんなことにならないことを祈るばかりです。
今週の展示は「回る展」、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の3年生5名による「回る」をテーマにした展示です。宇宙に吸い込まれていく、そんな感じがします。涼やかな雰囲気の展示ですので、是非お越しください。8月1日まで。
とけて、きえる
今、ギャラリーでは写真展「とけて、きえる」が開催されています。
写真家のmanimaniumさんが、モデルのちちちゃん(私の中ではちちちゃんであって、ちちさんではないので、あえてそう書かせていただきます)を4年間撮影した写真の展示。ちちちゃんは2年前にも、しらいちゃんというモデルさんといっしょにフェイクな写真展を、当ギャラリーで開催してくださっています。それはそれでとても楽しい写真展だったのですが、そのときのちちちゃんの写真とは全く違う、もっともっと素の部分がでています。
美しいけれど危うく、不安定だけれど優しい、自然体の写真たちには、写真家のmanimaniumさんとちちちゃんの関係の深さがあらわれているような気がします。
ふたりが知り合ったのは、共通の友人が亡くなったのがきっかけで、
『いなくなった人間関係を埋めるかような、必然のような知り合いかた』
だったそうで、おそらく亡くなったご友人も若くして逝ってしまったのだと思います。人は必ず死を迎えるものとはいうものも、それが思いのほか若く、そのまわりにいた人も若かったら、まして親しい友人だとしたら、心が切り裂かれるような悲しみと虚無感を感じたのではないかと思います。
『これ以上友人を失いたくない強い祈りが、お互いをこの世に引き留めているようだった』
勝手に想像するのが許されるのならば、そうはいうものの月日が流れれば少しずつ忘れていくものだけれど、ふとした瞬間にその思いがよみがえる、でもその頻度が減ってきて、今回の写真展に至ったのではないかと。それが写真にあらわれているような気がします。「とけて、きえる」はこの写真展にふさわしい、素敵なタイトルだなぁとつくづく思います。
考えてみれば、ギャラリーの展示は、どの展示も華やかではあるけれど、数日間のうちになくなり、また何もないスペースに戻っていきます。まるで「とけて、きえる」ように。でも無になるかというと決してそういうわけではありません。必ず何かが残っている、それは私が一番よく知っています。
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引用させていただいた文は、manimaniumさんのブログ「エモいってなんだ」にあります。素敵な内容ですので、少しでも興味をもったら是非お読みください。
「とけて、きえる」は3日間だけの展示、23日までです。(入場料:500円)
超音波洗浄器
東京は暑い日が続いています。ジュイエトップ画も、今開催している展示「ナツノカタリテ」から、暑さに負けず元気のでるような作品(部分)に替えました。
さて、私は眼が悪い、いつもはコンタクトレンズですが、家にいるときは眼鏡のことが多いです。老眼対策のために、コンタクトの度数を弱くしているので、演劇をみるとき用の眼鏡もあり、また夏の日差し除けのためにサングラスもありで、とにかく眼鏡の数が多いです。眼鏡ふきで拭くだけでは、あまり綺麗にならず、水で洗ってもいまいち。超音波洗浄器があればなぁと思っていました。
眼鏡やさんの店先にはどこでも超音波洗浄器が置いてあり、無料で使えます。でもね、何も買わないのに洗浄器だけ使うのは、どうも居心地が悪いです。使ったとしてもひとつだけでそれ以上は気が引けます。 欲しいけど、きっと高いよなぁと思い込んでいました。
先日、ふと調べてみたら、そんなに高くない。もちろん高いのもあるけれど、1000円台もあって、え、そんなに安いの?とびっくり。超音波洗浄器を評価しているWebサイトをみつけて、そこで一番評価が高いのが5000円くらい。これならと思って購入しました。
使ってみると、これがなかなかのもの、家に沢山あった眼鏡がすっかり綺麗になりました。そういえばこれって、銀などのアクセサリー洗浄にも使えるんだよなー。これはいい買い物をしました。もっとはやく買えばよかった。
ものが多いので、なるべくものを買わないようにしていましたが、いいものはやっぱり買わなくちゃ。いやいやそれ以前に、整理していらないものを処分しなきゃと思いますが、これがなかなかねぇ。
今週の展示は「ナツノカタリテ」、新作「太陽に住むりゅうの話」にイマジネーションされた抽象画の展示です。勢いのある鮮やかな色彩の絵に元気をもらえます。物語も楽しみながらご覧ください。18日まで。
五芒星の絵-Sui Yumeshima個展
LECURIOさんで開催中の、Sui Yumeshima個展「プシュケーの信仰」に行ってきました。LECURIOさんは、同じ高円寺にあるアンティークとアートのお店、古くて不思議で美しいものが好きな方にはたまらないお店です。こういう個性的な空間は、作品とのマッチングが意外とむずかしい。お店の個性に負けないように、作品が前に出てこなければいけないし、そうありながらもお店の雰囲気をこわしてはいけない。 この展示は作品と空間が見事にマッチングしています。
重厚でありながらも堅苦しさはないし、メインに飾られている大作には、すがすがしささえ感じられます。作家のSuiさんの絵の解釈の深さや、LECURIO店主様のこだわりをも感じる本当に素敵な展示です。
メインの大作はいうまでもありませんが、それ以外に私が気になったのが、五芒星を描いた作品。中心の金色の五芒星が、そのまわりに茶褐色の紙に魔物やら不思議生物が黒色で描かれている、それほど目立つわけではないけれど、強く心に惹かれました。
五芒星で、私が思い出したのが安倍晴明。家紋であり、魔除けにつかっていたのだと記憶していますが、西洋でも魔除けだったそうです。周りにいる魔物は、四天王像に踏まれている邪鬼に似ているような気がするし、日本との共通点もいろいろありそうで面白い。
少し調べてみたら、五芒星は一筆でかけることから、悪いものがはいる隙がないことを意味するとか、黄金比で構成されている美しいデザインなので国旗などに使われるとか、いろいろなことがわかってきました。なるほどねぇ。
ひとつの絵からこれだけ想像したり、調べてみようという気になるって素晴らしい。展示に感動するとともに得した気分にもなりました。
「プシュケーの信仰」は、7月2日(日)までです。お勧めです、気になった方是非。五芒星の絵は左奥にありますよ。
努力と才能
将棋の藤井聡太竜王が、最年少で名人位を獲得、あわせて、史上二人目の七冠、こちらも最年少と、すごいとしかいいようがありません。この藤井名人のことを佐藤天彦九段が「時代における最強格の棋士になる才能を持ちながら、研究者の顔も持つ人が絶え間なく高い訓練を積むから強い」(6月2日付け朝日新聞より)と言っていたそうです。
含蓄のある言葉だなぁと思います。やはり桁はずれな人は才能とともに努力が必要で、生活のすべてがその分野の中心となっているのですね。そういえば、大谷翔平選手も飲みのお誘いに対して、「飲みにいくよりも、野球で活躍したほうがずっと楽しい」と言ったというのを何かで読んだことがあります。超一流といわれる人はそういうものなのかもしれません。
では、たいした才能のない我ら凡人はどうしたらいいでしょうか?私は、才能か努力かどちらかがあれば、なんとかなると思っています。そして、才能とまではいかなくても適性があれば、努力次第でそこそこのところまではいけるのではないかと常々感じています。超一流にならなくても、そこそこのところまでいければ、十分生きていけるし、楽しい人生が送れるような気がします。だとすると、その適性をみつけることが重要になってきますね。
才能か、努力か?言い古されている言葉だけれど、努力がまさると思いたいです。まぁ努力できるってことも才能のひとつなのかもしれませんが。
今週の展示は「ほとぼり展2」、フィルムカメラ写真のグループ展です。ギャラリーいっぱいの写真がやわらかい雰囲気をかもしだしています。フィルム写真の優しい味わいを、是非ご覧ください。6日まで。
iphoneの電池交換
スマホの電池が切れるのが早くなりました。私が使っているのはiphone8、もう5年以上使っているし、そういえば、同じiphone8を使っている大学生に、「ばかにされませんか?」と聞かれたこともありました。そろそろ買い替えかなぁと思いましたが、電池切れ早いこと以外に、今使っているスマホに不満はありません。iphone高いし、さりとて違う機種にすると引継ぎがめんどくさそう。このままもう少し使いたい気がします。
だったら電池交換して、様子をみてみようか?でもアップルショップや正規のiphone修理店は、新宿まで行かなければならないし、予約も好きな時間にはなかなかとれません。どうしようと思っていたら、わりと近所に電池交換してくれるところを見つけました。iphone正規代理店ではないけれど、調子悪くなったら、そのときに買い替えればいいかと割り切って、そこで電池交換してもらうことにしました。
そうしたら、その店の店員さん、応対もいいし、すごく詳しいすぐれもの、iphoneだけではなく、他のメーカーのスマホのこともよく知っている、私の前のお客さんはゲーム機の修理だったのですが、こっそり話を聞いていたら、ゲーム機のことも詳しい。かくして、私のiphoneもしっかりチェックしてくれて、どこもおかしいところはなく、電池交換だけですみました。いやこういう人、do●●moショップにもほしいわぁん。
電池の3か月の補償もついているし、8だとあと2,3年は大丈夫だけど、そのあとはバージョンアップができなくなるかもしれないという説明もきちんと受けました。流石にあと2,3年つかえれば十分です。
電池交換してから2週間ほどたちますが、調子よく使えています。なんといっても、電池容量100%となっているのが嬉しいし、くたびれてきたスマホケースも替えれば、新品気分でつかえそうな感じです。ものは大切につかわなきゃね。
今週の展示は「plastics」、写真専門と服飾専門の学生さんの2人展です。タータンチェックの洋服とそれを着た女の子の写真が可愛い。作家2人の個性がうまく融合した、うきうきする展示です。是非お越しください。明日(7日まで)
カジノの話
随分前にオーストラリアのゴールドコーストのカジノに行ったことがあります。昼は閑散としていたカジノも、夜になるとそれは華やかで、来ている人の服装もあでやか、中にはクレオパトラのような格好をしている人もいて、カジノ全体がきらきらした感じでした。。いっしょに行った男性の友人が、5分丈のズボンで、入場を止められそうになり、長めの靴下をあげて、足がみえないよとアピール。それで、なんとかいれてもらったなんてことがありました。
時は夏、ゴールドコーストは海に近い観光地、ビーサンに短パンで来る人もいそうなものなのに、カジノって大人でおしゃれな娯楽なんだなぁ、そんなことを思いました。
ところが、友人の話によれば、他の国のカジノはそうでもなさそうです。生活がかかっているのか、がつがつして殺伐とした感じだそうで、ゴールドコーストのカジノは上品でいいということでした。ふーんそうなんだ、自分が行ったわけではないけれど、両方行った人がそういうんだから、多分そうなのでしょう。まぁギャンブルだからねぇ、ところ変わればそうなるのかもしれません。
さて、日本では、カジノをつくるつくるといって久しいですが、いよいよ大阪でできそうです。IR推進の維新が再選したし、25年の大阪万博の跡地に統合型リゾートができるらしいので、当然そこにカジノも建設されるでしょう。私にはわりといい印象があるカジノなので、建設には反対ではありません。是非とも、大人でおしゃれな娯楽たるカジノができて欲しい思います。くれぐれも殺伐としたものにはなりませんように。
今週の展示は、こいしゆうか個展「そのまま」麗らかな春にルンルンお出かけ、そんな感じの展示です。
イラストレータで漫画家のこいしさんはキャンプでも有名。ギャラリーは楽しいキャンプをしているような雰囲気にはやがわり。展示物によって、雰囲気ががらりとかわるのは本当に面白いです。
アートでキャンプなこいしさんの個展に、是非お越しください。18日(火)まで。
量子コンピュータとChatGPT
この前、量子コンピュータのことが、新聞の1面トップに載っていたのを見つけ、その見出しに「国産量子コンピュータ稼働」とありました。あれっ、量子コンピュータのことって随分前にブログに書いたんだけど、あれっていつだっけ?アーカイブを調べてみると2017年の11月。「政府が2018年度から開発をすすめてきた」とあるので、その前に私は目をつけていたわけです。(だからどうしたw)とはいうものの、あのときも今もよくわからない。ただ膨大な処理ができ、計算が飛躍的にはやくなり、AIを加速させるということはなんとなくわかりますが、私には、それを実感できるようなことはまだなさそうです。
AIといえば、今、噂のChatGPTというのがあります。あるいはMicrosoftのBingなんていうのもあります。ChatGPTはオリジナルのテキストをつくることができる人口知能ツールで、Bingはチャット型検索エンジン。そしてBingはChatGPTと統合するらしい。これはちょっと興味があるし、使ってみたいし使えそうな気がします。
ちまたで使っている人の情報をみると、まだ完全ではないけれど、まあまあといったところという感じがします。これが量子コンピュータと結びつくことができたら(できるかどうか知りませんが)、より完全に近づくんでしょうか?それはすごいことだけど、そうなるとライターとかプログラマーなど沢山の仕事を浸食することになりそうです。楽しみではあるけれど、その時代を生きるには、よりフレキシブルな対応が必要になるのかも。さて私にそれができるのか?
今週の展示は「揺らいでいるのに輪郭がある」武蔵野美術大学映像学科、松岡はるさんの個展です
日記などの文章と2つ映像を用いて、身体の明確な実在と、身体に伴っているはずの、あいまいで不明瞭な私性について模索。
呟くような音声が、不思議と落ち着いた気分になります。3日間だけの展示ですので、明日(9日)まで。是非お越しください。