管理人の独り言 le monologue

広瀬仁美さんの個展

11月の初めに「27日からギャラリーを貸していただけますか?」という広瀬さんからのメールがとびこんできました。通常は1か月を切ったご予約は受けないことが多いのですが、広瀬さんなら大丈夫、2つ返事でOKの返信をしました。

広瀬さんは、かつて「カクレンジャー」の鶴姫、「シュシュトリアン」の花子と芸能界で活躍されていた方、いっとき結婚や出産で芸能界を離れていたのですが、最近はまた戦隊もののゲスト出演などで、復帰されています。俳優業、主婦業のかたわら絵も描かれているというスーパーレディなのです。
ジュイエでは3回目の個展、いつもギリギリのスケジュールながら、きっちり間に合わせてきます。今回ももちろんそうでした。

そのうえ、今回の展示は1回目、2回目とは全然違う。以前は月をモチーフとした、お母さんを思わせる優しさの中に強さを感じるイラスト中心の展示でしたが、今回はジュイエスペースの特徴を生かした、左が「暗」、右が「明」という構成です。特に「暗」の部分の無彩色に近い作品が、過去2回の個展とは全く違うのです。前回の個展は今年の4月、短期間でここまで変えてくる作家さんはみたことがありません。ご自身の写真(モデルとしても素晴らしいです)とも組み合わせていて、作品とのマッチングも素晴らしく、広瀬さんの魅力満載の、この人にしかできない唯一無二の展示になっています。

広瀬さんのファンの方はもちろん、そうでないかたにも見て頂きたい展示です。2日間だけですが是非お越しください。明日(28日)までです。

広瀬仁美展覧会 広瀬仁美展覧会

一流のオーラ

将棋の藤井聡太さんが、最近竜王になって4冠になったと思ったら、王将の挑戦権も得たそうです。もしかすると来年初めには5冠、しかも10代でです。すごい。
将棋のことなど、駒の動かし方と王将をとったら勝ちというくらいしか知らない私ですが、ここまですごいとついついニュースを追ってしまいます。将棋の戦術はわかりませんが、全国各地をまわって対戦するハードなスケジュールとか、各地の昼食やおやつなど、変なことに詳しくなってしまいました。

そして、大リーグでMVPをとった大谷選手、最近はテニスばかりで野球をあまり見ていなかったのですが、こうなるとこちらも気になる、分業化が進んでいるプロ野球で、リトルリーグや高校野球のようにエースで四番というようなことを、大リーグで実現しています。満票でMVPって本当にすごいことだと思います。

テニスといえば、錦織選手やビッグ4と呼ばれる選手が全盛のころは、面白くて、何とかしてみたいとインターネットを駆使して見ていたのですが、最近はジョコビッチ選手以外の活躍が今一つで、テニスは気になるけれど前ほどではなくなってしまいました。

これらの選手に共通するのは、その競技を極めようとして努力するのはもちろんのこと、純粋に競技を楽しんでいるように見えること。そのオーラが自然と人を惹きつけるということではないでしょうか?

「華がある」という言葉がありますが、人だけでなくアートにもそれがあります。ギャラリーでも華のある、またはその片鱗を感じる作品に出会うことは、少なからずあります。そういう作品が世に広がるお手伝いができるといいなぁと思う今日この頃です。


第10回レッドバンブー展 第10回レッドバンブー展

今週は、「第10回レッドバンブー展」。ジュイエでは4回目の多ジャンルのグループ展です。10回目という節目の展示でさらにパワーアップしています。あちらもこちらも楽しめるこの展示に、是非お越しください。23日まで。

札幌にオリンピック?

Twitterに驚きのツイートをみつけました。2030年に札幌冬季五輪が開催されるかもしれないということ、しかも内定が今月中に発表の可能性があるって、びっくりですよ。

過去をひもといてみれば、1964年の東京オリンピックの8年後に、札幌で冬季五輪が開催されています。だからといって、昔と今では全く事情が違います。
今回の東京オリンピックは、そもそも国立競技場の設計から変更し、マークが盗用だとしてコンペやり直し、コロナで1年延期とかいろいろありました。始まってみれば、すったもんだの末の無観客、開会式関係者の不祥事による相次ぐ辞退、弁当や消毒液の廃棄、おまけにコロナ拡大の遠因など、少し考えてみただけでもこれくらいはでてきます。おまけに、当初予算の何倍にもなって莫大なお金もかかっているし、今後の経済効果が期待できるとも思えません。
選手の高度なパフォーマンスを見るのは楽しかったけれど、それだけかなぁと感じます。

札幌オリンピックっていったい何のためにやるんでしょうか?9年後には、コロナはなくなっているかもしれないけれど、これからの日本の財政状況を考えると不安は大きいです。どうせまた予算の何倍にもふくれあがるだろうし、使うべきところにいかなくなるのは容易に想像できます。大丈夫なのだろうか、日本。

このツイートをあげた方も「うそでしょう? ほんとうにやめて!!」とつぶやいていらっしゃいましたが、全く同感です。どうぞこのニュースこそフェイクでありますように。


わたしのくすり わたしのくすり

今週は、塔間基個展「わたしのくすり」、イラストと球体関節人形の展示です。少し奇妙なタイトルですが、作家の塔間さんには、創作は「くすり」のようなもので、展示はその産物なんだそうです。展示の印象はカラフルですが、その奥に辛さや希望がみえる気がします。壁いっぱいのイラストは見ごたえあり、是非お越しください。16日まで。

ハイブリッドな薔薇

ご近所に大輪の美しい紫の薔薇が咲いていたので、思わずパチリ。
紫の薔薇

茎のところに名前が書いてあったので、目を移すと「ハイブリッドティーローズ」とありました。
紫の薔薇

薔薇でハイブリッドっていったいなんぞや?
ハイブリットといえば、ハイブリッドカー、ガソリンと電気と両方を動力とする車です。あとは、かつてはCDのソフトにハイブリッド版というのがあって、MacとWindows両方で動くソフト、それくらいしか思いつきません。2つ(あるいはそれ以上)の方式を組み合わせた製品という意味じゃないのでしょうか?うーんわかっているようで、よくわかっていない言葉です。

ちょっと調べてみたら、ハイブリッドは「生物学で、異なる種類・品種の動物・植物を人工的にかけ合わせてできた交雑種。」という意味もあるようです。イノブタやレオポンなんかがそうですね。薔薇は特に品種の改良がさかんで、ハイブリッドな薔薇とは、その総称ということらしいです。 ハイブリッドティーローズはその中でも四季咲きで大輪の花をつけるものをいい、その中でもさらに細分化されているようです。詳しい説明はこちらにあります。

なるほどねぇ、薔薇に詳しい人なら常識なんだろうけど、ハイブリッドってそういう意味なんですね。美しい薔薇の背後に、交配してつくった人の苦労が、名前から垣間見れるような気がします。そして、注意深くみていると思わぬ気づきがあるもんだなぁと思います。ぼっと見ているだけではいけませんね。


JET LAG JET LAG

今週の展示は「JET LAG」、先週に続いて、武蔵野美術大学2年生のグループ展です。イラスト、映像の「レトロな遊園地」がテーマの展示です。楽しくて、すこしだけ物悲しいノスタルジックな、4日間だけの遊園地に是非。8日まで。

電子マネーが突然消える

1週間ほど前の朝日新聞に「突然消えた電子マネー残高」という興味を惹かれる記事が載っていました。
これは、朝日新聞社の記者が、販売サイトで安く買ったアマゾンの電子マネー(電子ギフト券)が、規約違反で突然消されたというものでした。この背景には、詐欺によって大量に売られた電子ギフト券が販売サイトに出回っているということがあります。そんなわけで、アマゾンが販売サイトでギフト券を購入するのを禁止しているようです。

ちょっと調べてみたら、確かにアマゾン内で転売サイトからのギフト券禁止は謳っていました。しかし、しかしですよ、利用者はこんなところまで見ていないだろうし(もちろん私も)、この記者のかたにしても、販売サイト自体は違反ではないし、金券ショップでギフト券を安く購入するような感じで、気軽に購入したのではないでしょうか?ちょっと得した気分で登録した電子マネーが、あとかたもなく消えていたとしたら、ショックですよねー。

ここまでやる?アマゾンすごいと思いましたが、それだけ詐欺が多いってこと。詐欺をなくすためにも、この強硬手段もしかたないのかもしれません。アマゾンのギフト券に限らず、販売サイトを使うときには気をつけなければということですね。それにしても、知らないうちに詐欺に加担しているかもしれないというのは、デジタルの世界は便利だけどこわいなぁと思います。


x>1 x>1

今週の展示は「x>1」、武蔵野美術大学油絵学科2年生の3人展です。画風も画材も違うのに、違和感のない素敵な空間になりました。三人三様の絵画をお楽しみ下さい。11月2日まで。

見えないものに対する不安

10月の初めに、東京に震度5強の地震があり、大きな揺れに驚かされました。水道管が破裂したり、電車が脱線したり、翌日の電車のダイヤの乱れもかなりなものでしたが、2,3日後にはすべて元通り、大きな被害はありませんでした。それなのに、多くのメディアでは緊急時の備えが足りない、これからの課題だと取り上げていました。震度5強の地震ってけっこう大変なことなんじゃないでしょうか?フランスの友達からも、「ニュースで東京に大きな地震があったけど大丈夫か?」という連絡もあったので、海外でも報道されるほどの地震だったはずです。大きな被害がなかったのは、むしろ褒められるべきことのような気がします。

さて、コロナのお話。日本では短期間で激減し、今日の東京の感染者は32名、もちろんまだ油断はできないけれど、まあ安心できる水準だと思います。それでも、街中でマスクをしていない人はほとんどみないし、お店でもほとんど手指消毒液は置いてあります。もちろん、私も外出時はマスクをしているし、たまに電車の中でマスクをしていない人をみかけると、そばによりたくないと感じます。ギャラリーにも手指消毒液や、非接触型体温計も常備してあります。換気にも気をつけて、飲食もできるだけ控えるようお願いしています。

海外に目をうつしてみれば、日本くらいの水準になれば、街中ではマスクをしない人が大半になるだろうし、多分街中の消毒液なんてなくなるんじゃなかろうか?この日本人の気質って何なんだろう。日本は災害が多い国なので、危機管理はしっかりしているほうだとは思います。用心深いだけではなく、人の目を気にしすぎるなんてこともあるのかもしれません。
それってどうなの?と思う反面、やっぱりまだまだ油断しないで気を付けようと思う自分がいます。地震にしてもコロナにしても、予測できないものに対する不安は常にあると思います。日本に生まれたらしかたないかも、ですね。


kaleidoscope kaleidoscope

今週の展示は、「kaleidoscope」、イラスト、絵画の4人展です。kaleidoscopeとは万華鏡の一種、万華鏡のように多面性のあるグループ展です。ギャラリーは作品と装飾でキラキラしています。是非お越しください。26日まで。

中央線的な、中央線芸術祭 2021

先週から中央線芸術祭 2021が始まり、その一環として、今、ギャルリー・ジュイエでもスサイタカコ展示「オドルヨウニウタウ ウタウヨウニオドル」が開催されています。

中央線芸術祭とは、JR中央線中野~武蔵小金井のアートスポットで、ワークショップ、展示会、トークショー、パフォーマンスなどを開催するアートのフェスティバルで、今月いっぱい行われます。
アートのフェスティバルというと、一つの会場に多彩なアーチストを集めて、短期間で開催するというイメージがありますが、中央線芸術祭はそれとは少し趣を異にしています。中央線のいくつかな小さなアートスポットで、多彩なジャンルの芸術を、好きなものを選びながら、散歩しながら楽しむ、そんな感じのイベントです。
中央線には独特の文化があります。個性的でスノッブで庶民的でノスタルジックで、ひとたび中央線沿線に住むとやめられなくなる魅力があります。アートスポットが多いのもそのせいかもしれません。このフェスティバルは無理せずのんびり参加できる、すごく魅かれるというわけではないけれど、なんだか気になる、捨てがたい感じがするところが、中央線的な気がします。

昨年の夏、この芸術祭のディレクターの三浦宏之さんの個展で当ギャラリーをご利用いただいたのがご縁で、ギャラリーの使用を打診されたのが、昨年の今頃。詳しい内容がわからないままお引き受けしたのですが、なんと、親しい作家さんのスサイタカコさんの展示、そして、芸術祭の別のプログラムに鈴木誌織さんも参加されていました。鈴木誌織さんもとても親しい作家さん、どちらもジュイエの企画展にも参加してもらったこともあります。こういうつながりも中央線ぽい気がします。縁は異なもの味なもの、ビバ中央線!


スサイタカコ展示 スサイタカコ展示

今週の展示は、上記のスサイタカコ「オドルヨウニウタウ ウタウヨウニオドル」絵画・オブジェ・映像などの展示。中央線芸術祭の別プログラム、10日に行われたワークショップ参加者の作品もスサイ作品とともに展示されています。スサイさんの作品には不思議な魅力満載です。スサイタカコワールドに是非お越しください。19日まで。

エラーカタストロフの限界

緊急事態宣言が解除されました。もちろんまだまだ気を緩めてはいけないのですが、少しほっとした感はあります。

感染者は8月に急激に増え、東京都は8月半ばには5000人を超えていましたが、昨日(10月1日)は200人、何故こんな短期間に増えたり減ったりしたんでしょうか?
増えたのは、オリンピックで海外からたくさん人が入ってきたり、お祭りさわぎで皆の気がゆるんだこと、感染力の強いデルタ株が急激に広がったこと、などでわかるような気がしますが、たかだか1か月半でここまで感染者が減ったのは何故?

昨年の4月の緊急事態宣言のときのように、東京の繁華街の人流が減ったわけではありません。それではワクチンのおかげ?でもワクチンは5月くらいから打ちはじめているし、私も2回目を7月半ばにはすませています。その後も接種率は増えてすでに50%超えていますから、そうかもしれません。でもワクチンは発症と重症化を予防するものだから、減ったとしても、もっと穏やかに減っていくのではないか、それに急激にふえたのが8月だから、ワクチンでは説明がつかないような気がします。
「コロナウィルスには季節性があり、夏と冬に流行する」という説もあるけれど、まだ暑いし、そんなに急激に減ったという説明には少し無理があるような気がしてなりません。

と、もやもやしていたら『エラーカタストロフの限界』という考え方を見つけました。
「ウイルスは増殖する際にコピーミスが起き、変異株が出現する。その中には増殖の速いタイプのウイルスが生まれ、急速に感染拡大していく。ところが、増殖が速ければそれだけコピーミスも増える。結果、ある一定の閾値を超えると、今度はそのウイルスの生存に必要な遺伝子までも壊してしまい、ウイルスが自壊する」ということが、この記事に詳しく書いてあります。
なるほど、この説が私には一番腑に落ちます。なにごとも急激な変化はどこかにひずみができやすいもの、ウィルスといえど同じなのかもしれません。

いずれにせよ、感染者が減ったことはいいことだし、ウィルス自体が自壊してくれたとすればありがたいことです。また別の変異種がでてくるかもしれないけど、ちょっと安心できる話ではありますね。


フラシュバッキング フラッシュバッキング

今週の展示は「フラッシュバッキング」、えのき・水島郁美・青木雄基による三人展、主に油彩の展示です。三人三様、それぞれのアートへの姿勢が感じられます。是非お越しください。10月5日まで。

凱旋門のラッピング

1980年代の半ばくらいに、とある海外の建築雑誌で、パリにあるポンヌフ(パリで一番古い橋)をラッピングしている記事を目にしました。橋ごと布でくるんでしまう芸術のスケールに驚き、見てみたいなーと思ったことがありました。

つい先日、凱旋門をラッピングという記事を見つけました。えー、これはあのときのあのアーチストに違いない。ポンヌフもすごいけれど、凱旋門のほうがさらに大きく知名度が高い、あの凱旋門を丸ごとくるんでしまうなんてー。と驚き、アーチストのことを調べてみました。クリストというブルガリアのアーチストで、このプロジェクトの構想は60年前。残念ながらクリスト氏は昨年の5月に亡くなったそうですが、没後もチームはプロジェクトをあきらめることなく、この9月に完成したそうです。

なんかすごい。ポンヌフと凱旋門のラッピングといい、レアンドロ・エルリッヒの溶ける家といい、ルーブル美術館のピラミッドといい、元駅だったオルセー美術館といい、こういう芸術を受け入れるフランスもすごい。古き美しき都のパリは、古いものも新しいものも受け入れてしまう。素晴らしいです。

凱旋門を包んだ布は、メタリックなファブリックなので、時間や気候により色が変化するそうです。
本来の凱旋門が見えなくなるので、賛否両論ありそうですが、この一瞬のアート、できることなら観てみたいものです。あー、パリは遠い。

悠遠レトロジカ 悠遠レトロジカ

今週の展示は「悠遠レトロジカ」、25名の作家によるレトロをテーマにしたイラストの展示です。レトロな可愛い女の子のイラストはどこかなつかしい感じがします。是非会場でご覧ください。27日まで。

モニタリング検査

先日、阿佐ヶ谷駅を通りかかったとき、PCR検査のバスが止まっていて、そこには「無料」「モニタリング」などの文字がありました。 PCRのモニタリング検査?と興味はあったのですが、急いでいたのでそのまま通り過ぎました。2,3時間後、戻ったときにはもう影も形もありませんでした。

国がやるわけはないし、都がやっているのかと思いましたが、確か第5波の感染拡大で、モニタリング検査はやめているというのを聞いたような気がする、でもちょっと気になるってわけで調べてみたら、杉並区のPCR検査バスによるモニタリング検査だったようです。30代以下の若年層対象らしく、なんだ私は受けられないじゃない、まぁ聞いてみても恥ではないけど、そのまま通り過ぎてよかったなぁと思いました。

感染者が増えたから、都がモニタリング検査をやめている中、杉並区がこんなことをやっているなんて知りませんでした。
日本は感染者数を隠すために、PCR検査はやらないのではないかということが言われて久しいですが、感染者が増えてしまって人手が足りなくてできないというのは、わかるような気がします。そんな中での杉並区の検査の実施は、評価できるのではないかと思います。

それにしても、国がモニタリング検査をしているというのは聞いたことがありません。地方に丸投げしていないで、もっとはやくからこういう検査していれば、今のような状態にはならなかったのではという気がしてなりません。

DOOR DOOR

今週の展示は「二人展 -DOORS-」。当ギャラリーではおなじみのFIELD EDGE DESIGNZ.(fedz.)さんと、今回はABSUTRACTさんとの革製品の二人展。ゲストにClystal Moonさん(宝飾)を迎えて、豪華でにぎやかな展示となりました。すぐれた技術による革製品を是非ご覧ください。21日まで。