管理人の独り言 le monologue

「Han-geul Typography」-ハングルの展示

ハングルはおとなり韓国でつかっている文字、そして最も合理的だ言葉だとはなんとなく知っていますが、その使い方はとんとわかりません。今やっている「Han-geul Typography」はそんなハングルの文字をつかったKim Sup氏の個展です。

ハングルの展示

日本語の文字の展示はときどきあります。デザイン化された文字の展示というのはそれはそれで楽しいのですが、日本語の場合は読むことが可能です。ハングルは(私は)全く読めない、文字なのに模様のように感じてしまいます。 Kim氏は4つの基本的な線のハンコを組み合わせて、押して作品をつくっているといいます。そしてその押し方によって作品に表情がみえてきます。ぱっとみて私が好きだと思った作品はこちらです。

ハングルの展示

あとできいてみたところ、これは、Kim氏の奥さまのことを書かれたものだそうです。なるほど、そういう感情が作品にあらわれて、人の心をつかむものなのだと、また、主張をもたない模様のようにみえたものが別の形で主張するのだと感じました。

篆刻のような小品にもなんともいえないよさがあります。こんな柄のTシャツがあったらかっこいい、欲しいと思いました。欧米の人たちが日本語の入ったTシャツをきているのも、こんな風に異国情緒を感じているのかもしれません。

うまく感想がいえませんが、不思議な面白さがあります。日本では、めったにみられない展示ではないかと思いますので、お時間あればぜひお越しください。「Han-geul Typography」は16日までやっています。