管理人の独り言 le monologue

10万円支給で思ったこと

新型コロナによる自粛要請により、ギャラリーも4月、5月は休んでいます。「Stay Home」を守って、4月になってから電車には乗ることもなく、ひきこもっておりますが、意外と平気です。ひきこもり体質だったのねぇと思うこの頃です。

政府の補償政策もやっと決まり、ひとり10万円支給されることになりましたが、これはこれでいろいろな問題がでてきたようです。
その中に世帯主の口座に一括で支払われるということがあります。これにはちょっと違和感があります。家族円満の家はまだいいですが、そうでない家はどうなる、世帯主(たいていは男性ですね)が独り占めしてしまうのではないか?そうでなくても、世帯主以外の人も働いていたとしたら… ちょっとおかしいんじゃないと思わざるを得ません。

もっと細やかな対応ができないものか?と思ったのですが、そんな配慮をしていると、支給が遅れてしまうのは明らかです。決定までさんざん時間がかかったのに、ここでまた遅れてしまうのは得策ではないと思います。今の日本では世帯単位で考えているので、致し方ないのかもしれません。それを個人単位にするのがマイナンバーなのでしょうが、マイナンバーカードの取得率は約15%だそうで、これではマイナンバーを生かすことも難しそうです。

マイナンバーカードについていえば、私は持っています。取得するにあたっては、個人情報の流出などが心配で躊躇したのですが、どうしてもe-taxにしたかったので、申請のわずらわしさを乗り越えて取得に至りました。おそらく皆そんなことを思って、マイナンバーカードの申請をしないのかと思います。しかし、もし皆がマイナンバーカードを持っていたとしたら、少なくとも世帯主の口座に一括ってことはなかったんじゃないかという気がします。

マイナンバーカードの是非はともかくとして、新型コロナウィルスの流行は、例えばマスクや機械部品などの製造を中国に頼りすぎていたとか、いろいろなことを気づかせてくれます。
早くおさまって、普段の生活に戻れることとともに、この教訓を生かせる社会になることを願ってやみません。