管理人の独り言 le monologue

再放送

今日の天声人語に「ヒット商品番付」の中の西前頭2枚目の「再放送・再上演」のことが書いてありました。
「ヒット商品番付」とは、毎年、今年を振り返る商品や出来事を番付化して、日経やSMBCコンサルタントが発表しているものです。今年のコロナ禍の中のヒット商品が多く、さもありなんという感じです。

天声人語の筆者は「未来少年コナン」を40年ぶりに見て心を奪われたとありましたが、私にも再放送で心に残ったものってあったっけ、ないかも、と思っていたらありました。緊急事態宣言がでていたころに再放送された「Jin-仁」。ふとしたことから江戸時代にタイムスリップしてしまった現代の医者が、感染症などと戦うという話ですが、内容の面白さとともにこのコロナ禍とつながるところがあって、再放送にはまってみていました。

この「Jin-仁」の最終回は、ほぼ10年前、入院していた病室でみました。9時消灯なので、真っ暗になった病室で、隣のベットの方とそれぞれのテレビをそっとつけて見ていた記憶があります。終わったあとお隣さんと「面白かったですねー。おやすみなさい」と言いながら楽しんでいたのを思い出しました。

すぐれた番組の再放送は、その内容だけではなく、そのとき何をしていたのかも思い出すものなのですね。何事もいいものはいくら年月がたってもいいということなのでしょうか。

サンガーノ個展 サンガーノ個展

今週の展示は、「サンガーノ個展」、アクリル画の展示です。油絵と見まがうアクリル絵の具のマチエール、正面の大作は特に見ごたえがあります。全く雰囲気が違う奥の小スペースの作品は、去年行ったアフリカに触発されたものだそうです。12月1日まで。