管理人の独り言 le monologue

ウクライナ侵攻に思うこと

中学生の頃、1年上の先輩が白血病で亡くなったということがありました。あとで聞いたところによれば、被爆2世だったそうで、「もはや戦後ではない」という頃に生まれた私にとっては、戦争とか原爆の恐ろしさを身近に感じる初めての機会でした。

最近、ロシアがウクライナに侵攻したというニュースが毎日のようにトップで流れています。プーチン大統領は核武装も辞さないと言っているそうで、これが、私の中学の時のこの記憶をよみがえらせました。戦争はいやだ、その時代の人どころか、戦争を知らないはずの次の世代にも影響を及ぼすような、核をつかった戦争なんてもってのほかです。

ロシア(プーチン)側にも言い分はあるでしょうし、ネット上にもプーチン擁護、ウクライナ批判の意見もちらほらと見かけます。少数の意見も無視すべきではないとは思いますが、それらを考慮したとしても、沢山の人の日常を壊すような行為は断じて許されることではないと考えます。

今ギャラリーでは、チベットの作家さんの展示をやっています。小さなギャラリーのジュイエでも、時々海外の作家さんが展示してくださいます。このような平和で優しい時間が、ずっと続くことを願ってやみません。


パクパジャブ個展 パクパジャブ個展

今週は、チベットの作家のパクパジャブ個展「新しい町」です。絵画、半立体、映像の展示。ジャンルは多岐にわたりますが、全体としてまとまりのあるインスタレーション要素のある空間になっています。チベットにいたときは風景画などを描いていたそうですが、それでは日本に来た意味がないので、全く違うジャンルでの個展になりました。それが展示タイトルの「新しい町」にも表れているようです。 素敵な展示です。3日間だけですので、是非お越しください。7日まで。