管理人の独り言 le monologue

蝶が舞うとき

花が咲き、蝶々がひらひらと舞うのをみかけるよい季節になりました。

少し前の天声人語に蝶の「卍巴飛翔(まんじともえひしょう)」について書いてありました。「卍巴飛翔」というのも聞きなれない言葉ですが、これは、「2羽が互いに輪を描くように飛ぶさま」のことを呼ぶらしいです。従来は「雄が自分の縄張りを荒らしにきた別の雄を追い払う行為」とされていましたが、新説によれば、「飛来した相手が雄か雌が区別ができないまま、やみくもに求愛している行為である」とのことでした。

新説がまだ受け入れられているわけではないようですが、2羽の蝶がひらひらと舞うさまは、人間の目からみれば平和でのどかな風景のように思います。そうなれば、攻撃よりも求愛のほうがふさわしい。追い払っているのねと思うよりは、求愛しているんだと思ったほうが、春らしい気がします。雄か雌かわからないでというのも、のんきで間抜けな感じでほっとします。

ロシアとウクライナの紛争やら、いまだおさまらないコロナやら、いろいろざわざわする世の中、蝶々をみるときくらい「攻撃」「追い払う」なんてことは考えたくないと思うのは私だけでしょうか?


REVERSE REVERSE

今週の展示は「REVERSE」しらい(モデル)と瑳里(アーチスト)のポートレートの写真展、撮影時の衣装も展示しています。
異次元に行けそう、そんな楽しい写真展です。ファンの方のみならず、どなたでも楽しめる展示ですので是非お越しください。5月3日まで。入場料:500円