管理人の独り言 le monologue

歌舞伎座のパン

歌舞伎が好きで、ほとんど毎月歌舞伎座に行っています。

歌舞伎はほぼ昼、夜の二部制で、昼の部が11時くらいから、夜の部が4時くらいからはじまります。となると、昼ごはんまたは晩ごはんを歌舞伎座で食べることになります。歌舞伎座内に食堂はあるけれど、昔の歌舞伎座のようにそば食堂とかカレーとか手軽なものがなくなり、しっかり目の食事、お値段もそれなりにする、だったら幕間の30分くらいで食べるのはちょっとというわけで、どこかでお弁当を買ってもっていくというのがほとんどです。

そもそも、江戸、明治時代の歌舞伎は1日中やっていて、あまり面白くない芝居のときに、もっていったお弁当を食べるというのが常です。その名残で、今でも客席で食事をしてもよいことになっています。幕間で売店でコーヒーを買って、客席で飲むのも全く問題ありません。このおおらかさはすごくいいよなぁと思います。

それで、最近気に入っているのが、歌舞伎座の地下にある木挽町広場で売っている「歌舞伎座のパン」、味も美味しい、形も可愛い。「歌舞伎座」や隈取の焼き印が押してあって楽しいし、なにより値段がリーズナブル。お昼ご飯にぴったりです。こういうパン屋さん、近所にもほしいよーと思って調べてみたら、なんと、歌舞伎座内で作っているのだそうです。えー歌舞伎座の中でパン焼いているの~、とびっくり。伝統演芸の歌舞伎の横で、美味しいパンを作ってるって、おもわず笑みがこぼれます。

木挽町広場は地下鉄直結で、誰でも自由に入れるので、機会があれば、お試しあれ。


always / never end(ing) always / never end(ing)

今週の展示は「always / never end(ing)」井上恵美梨、酒井優衣による、写真、映像、インスタレーション。照明をおとした、不思議で落ち着いた空間。灯の揺らぎが神秘的な雰囲気を醸し出します。是非おこしください。6日まで。