境界…事物と事物のさかい目。
反芻…一つの物事を繰り返し考え、よく味わうこと。
…

自分について考える時、客観性が欲しくて、目を閉じて、視覚を遮断し、自分の中にある目に見えない世界へと足を踏み入れる。
自分の中だが、何なのかよくわからない世界。
わからないので、何度も何度も往復する。　松永祥馬

例えば、靴底の感触。雨の日にさす傘。自動車の運転。どこまでがあなたであると言えるだろうか。
あなたは、本当はさかい目なんて無いんじゃないだろうか、と思う。靴の裏側も、水びたしの傘も、自動車の車輪も、本当は自分の一部なんだろう。普段は気が付かないだけで、実は常に自分の中に潜んでいるのだ。　半田梨音

人は己とその他で境界を創る。そして行き来しながら成長する。その間、曖昧なものには目を向けようとしない。だが、その曖昧なものに興味は惹かれはしないだろうか。　上野聖人

展示ジャンル：　彫刻
展示者: 　松永祥馬　半田梨音　上野聖人（武蔵野美術大学彫刻学科2年）

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