休眠口座
3ヶ月くらい前のこと、記帳だけしていて、ずっと使っていない通帳を記帳しに行ったら、記帳できませんでした。ATMの横についている電話で聞いてみたら、「休眠口座の可能性があるので窓口に行ってください。」とのこと、もう窓口は閉まっていたので、カードは使えるかどうか聞いてみたら、カードは使えるとのこと。”なんだ、じゃあ今度カードで全額おろせばいいや”と一安心。
さらに1か月後、カードでおろしに行ったら、カードも使えない。ここで少しあわてました。残額は約10万円、10万円あったらあれも買えるし、これもできる。諦めるわけにはいきません。またATMの電話で聞いてみたら、やはり休眠口座扱いになっていました。この口座、OL時代に会社のそばの支店でつくったものです。つくった支店に行かなければいけないと言われ、連絡先を聞いて、ひとまず家へ帰りました。
再度問い合わせ、ずいぶん前のことなので、支店は閉鎖、他の支店に統合されているし、私の住所も電話番号も当時とは違うので、電話では答えられないとのこと、「とにかく通帳とハンコと身分証明書をもって近くの支店に行ってください。すぐには手続きできないかもしれません。」と言われました。
えぇー、そんなに大変なの?何しろ10万円がかかっています。あわてて、昔の住所がわかる年金手帳をさがしだして、近くの支店に行ってきました。
そうしたら何のことはない、ハンコと同じ銀行の別口座があったので、あっさりと手続きをしてくれました。身分証明書の提示もなし。たまたま記帳しようと思ってもっていた別口座の通帳が役に立ちました。でもそんなこと3回の問い合わせで誰も言ってくれなかったじゃん。大体聞くごとに少しずつ違うし、ちゃんと教えてほしい。
かくして、無事に10万円は別口座に移されました。10年(銀行によって違うらしい)取引がないと休眠口座になるそうです。ほっといた私が悪いんだけど、皆様もお気をつけください。
今週の展示は「広瀬仁美展覧会」。月や花や雨上がりが題材のアクリル画の展示。特に月の絵のシリーズが印象的です。優しいけれど、元気がもらえるような展示。今日(19日)、明日(20日)のみ開催です。是非お越しください。
00000JAPAN
2週間前の台風15号による千葉県の被害がはかりしれません。いまだに停電の地域もあるようですし、首都圏に近い地域でこれほどまでの被害をうけたのは記憶にありません。被害を受けた地域の復興を心よりお祈りいたします。
直接の被害が大きかったのはもちろんですが、それを広げたのは電気や水道のライフラインが止まってしまったから。それに通信障害が加わって、携帯などで全く情報が得られない、連絡がとれないというのもあったようです。
ニュースで知ったのですが、00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)という公衆無線LANがあるらしいです。これは大規模災害時に無料で提供される登録不要のWi-Fiポイント。東日本大震災のあとで取り組まれて、熊本地震のときに実用化されたということでした。し、知らなかった。知らないのは私だけ?私はこういうことには敏感なほうだと思うので、知らない人ってけっこういるんじゃないでしょうか?
00000JAPANっていったい誰が運営しているのか気になったので、調べてみました。これを運用しているのは、「一般社団法人 無線LANビジネス推進連絡会」というところで、DOCOMOやau、ソフトバンクなど名だたる通信会社はすべて参画しています。一般社団法人だから政府機関ではなさそう。無線LANを普及しましょうというのが会の主旨みたいですが、こういう災害時の活用を考えているのは心強いです。
00000JAPANは災害時に登録不要で使用するため、つながることを主たる目的にしているのでセキュリティが非常に甘いそうです。とにかくいろいろと前もって知っておかないと、いざ災害時に、これは使えないと思うのです。 こちらに使い方がわかりやすく載っていました。このブログをみて初めて知った方がいたら、是非目を通してくだされば幸いです。
今週の展示は「少年黙示録」。少年をテーマにしたイラスト中心の21名の作家によるグループ展。(以前当ギャラリーで開催していた「少年展」とは企画、主催が違います。)ギャラリーいっぱいの少年(の作品)が圧巻です。2枚目の写真は、私のお気に入り。是非お越しください。23日まで。
夏休みの宿題
「姪(小学6年生)の夏休みの宿題に『お店を見学する』というのがあるので、ギャラリーを見学させてくれないか」という依頼を友人から受けました。画廊やギャラリーというと高価な絵がたくさん飾ってあって、それを販売するというのが一般的な印象かと思われます。スペースを提供する貸しギャラリーは商売としてはニッチな領域なので、小学生の宿題としてはわかりにくいのではないかという懸念はありましたが、それでもいいということなので、承諾することにしました。
どうせなら展示しているときにと思い、展示作家さんの許可を得て、先週の「Hoe-ru」の展示の時に来てもらいました。
「どういうしくみの商売ですか?」「嬉しいことは何ですか?」「困ったことはありますか?」など、簡単なインタビューをうけて、ギャラリーと展示を見学。小学生の彼女(緊張していました)がどういう風に思ったかわからないけれど、私にとっても自分の仕事を見つめなおすことになり、「あぁ私はだから貸しギャラリーをやっているのだ」と再確認しました。
詳しく聞くと、宿題は「私の夢」という大きなタイトルの中の「責任」という項目での見学ということらしいです。ギャラリストになることが彼女の夢となりうるかはともかくとして、気軽にアートを楽しむいいきっかけになってくれればいいなぁと思いました。
個人商店が少なくなっている今、見学先をさがすのも大変だとか。いやはやいまどきの小学生の夏休みの宿題は大変ですなぁ。
今週の展示は「触れると案外小さかった 堀内蓮・久保心花二人展」。武蔵野美術大学映像学科の二人による映像・写真・文章のインスタレーションです。存在するようでしない、あるいはその逆。そんな哲学的なことを感じます。3日間だけの展示です。是非お越しください。9月1日まで。
プラネタリウム
親戚の子供たちといっしょに、多摩六都科学館に行ってきました。天文・地理・人体の展示室は参加型で、大人でも面白かったです。中でもプラネタリウムは世界最大級ということなので、これは見なくてはいけません。
久し振りのプラネタリウム、後ろの席がみやすいとの説明に、昔のプラネタリウムしか知らない私は、どの席でも同じじゃないの?と少し不思議な気がしましたが、入ってみてなるほどーと思いました。昔のプラネタリウムは、椅子が大きく倒れて、例えば野原で寝転んで夜空を見る感じ、六都科学館のプラネタリウムは高いビルの屋上で夜空を見渡す感じ、後ろの席のほうが全体を見渡しやすいわけです。
おなじみの夏の夜空のベガ、アルタイル、デネブの3つの星がつくる大三角形や七夕の話(なぜか、プラネタリウムは夏しか行ったことがありません)に加えて、公転の速度が違うので、その日しか見えない木星と土星の位置の話、大きく映し出された木星と土星。あるいは、あたかも客席が動いたかのように大きく回転する大スクリーンなど、ほぉ、やはり進歩しているのねーと感心したりしました。
だけど、プラネタリウム自体も高性能だし、椅子だって今のほうがずっとよくて座りやすいのに、昔のあの寝転んでみれるようなプラネタリウムがなつかしい。過去に戻ってもう一度みてみたいです。
今週の展示は「Hoe‐ru」。武蔵野美術大学、奥津英里子さんとイシカワミズキさんの二人展。油絵、切り絵、版画の展示です。モノトーンの雰囲気でありながら、華やかさもある素敵な展示です。是非お越しください。27日まで。
48.8%
「48.8%」これは先に行われた参議院選挙の投票率です。国政選挙なのに、今は消費税や年金という身近な問題がかかわっているのに、50%を切るというのは少し驚きでした。
私にはよほどのことがない限り、選挙に行かないという選択肢はありません。当日行けなくても、今は簡単に期日前投票ができるし、何で?と思ってしまいます。
よくわからないから?選挙公報は無料でポストに入っています。私はいつも選挙公報みて決めるけどなぁ。公報自体もよく読むとなかなか面白いし…。
自分の1票なんて入れてもしかたがないから?今はやりのクラウドファンディングだって、一人ひとりの小さな金額から、大きなものになるんじゃないの?れいわ新選組はクラウドファンディングと街頭の寄付で4億円以上集めたっていうし、小さな力が大きな力になるのは同じことなんじゃないかと思うのです。
選挙の前にネットだったかテレビだった忘れましたが、前の選挙の1番投票率の高い県と低い県でインタビューしていたのを見かけました。低い県にだって投票に行く人はいるだろうし、そこは作為的なものも感じますが、インタビューを受けている選挙に行く人と行かない人の顔つきが明らかに違う。行く人のほうがきりりとした顔をしていました。志って顔にでるんだなぁと思いました。
どうせなら、私はきりりとした顔になりたい。ねぇみんなできりりとしませんか?
今週の展示は「mangi fi」、セネガルの洋服と写真の展示。「Mangi fi」とはセネガルのあいさつの言葉「私はここにいるよー」という意味だそうです。大胆で美しい柄の洋服たち、セネガルの風を感じに是非お越しください。3日間だけの展示です。28日まで
ブログ再開します。
5月から少しずつやっていたレンタルサーバーのお引越しとホームページのリニューアルの目途がつき、半月ほど前に新しいホームページを公開、ブログも更新できるようになりました。もちろんsafari(ブラウザ)で「安全ではありません」というのもでなくなりました!
いやはやけっこう大変でした。まずレンタルサーバーのお引越し。ここで間違えてしまうとメールもホームページも使えなくなる。とにかくメールもホームページも途切れることなく使いたいということで、慎重にことを進めていきました。
ホームページは、知り合いにつくってもらっています。今までHTMLでタグを組むという昔ながらの方法でやっていたのが、Markdownに変わったのでこれも覚えなきゃいけない。Markdownのほうが簡単なんだけど、記号で文法がかかれているので、少し覚えにくいです。それでもまあどうにかこうにかできるようになりました。FTPも使わなくなったし、ブログの書き方もかわり、ホームページ運用方法ががらりとかわってしまいました。うー、年をとると覚えが遅くていかん。
かくして、なんとかホームページが形になりました。ブログ500以上、展示情報も350以上あるので、まだ新しいホームページに全部反映していません。全部は無理でも過去5年分くらいは反映させたいので、これから少しずつ増やしていこうと思っています。
新しいホームページはスマートフォン対応にもなったので、かなり見やすくなったと思います。ブログも再開しますので、これからもよろしくお願い致します。
今週の展示は「揺らめく金魚と夢のあと」、金魚をテーマにしたグループ展です。華やかで爽やかでありながら、少し妖艶な夏の思いがこもっているような、そんな展示です。是非お越しください。23日まで。
ブログしばらくお休みします
2,3か月前から、iphoneのsafari(ブラウザ)で、サイトによっては「安全ではありません」というテキストがでてくるようになりました。これはSSLという証明書がついていないことによって、パスワードやカード番号を盗みみることを可能にしてしまうということらしいです。つまりセキュリティが弱いということですね。
ジュイエサイトにもこれがでてきます。ショッピングサイトではないので、パスワードやカード番号をいれるということはないのですが、やはり「安全ではありません」とでてしまうのはいやだと思ったわけです。 調べたところ、今のレンタルサーバーの契約だと、さらに上の契約にしない(つまり料金が高い)とSSLをつけることができなそうで、これもちょっとなぁと思います。
ホームページのアドレスもメールのアドレスも変えたくないとなると、かなり大変な作業になります。しかーし、時代にはついていかないといけない、と一念発起して、レンタルサーバーのお引越しをすることにしました。 ネットに詳しい人の助けをかりて、ドメイン(juillet.jp)とメールのお引越しは終わりました。あとはホームページのお引越しが残っています。ブログもかえるため、これにはしばらく時間がかかりそうです。そんなわけでブログはしばらくお休みします。復活したらまた宜しくお願い致します。
しばらく、ホームページやメールが不安定になるかもしれません。メールの返事が3日以上ないときは、お手数ですが、再度お送りくださるようお願い致します。
都会の運動会
半年前に買ったカメラ付属の望遠ズームレンズをつかってみたいというのもあって、親戚の小学生の運動会に行ってきました。場所は青山、大都会だけあって、林立するビルに囲まれた小さな校庭での運動会、こんな感じですね。
小学校の運動会なんて自分の時以来です。私も生まれは神保町、なにしろ小学校から高校まで校庭はコンクリート、都会育ちなので小さな校庭での運動会は見慣れているのですが、今の校庭は人工芝、これならころんでも痛くない。そしてレーンは白やら緑やらで芝の色が変えられていて消えることがないと合理的です。ふむ、都会の学校でも進歩しているのねぇと感心したり。(何十年もたっているんだから、あたりまえか)
車いすの児童が参加していたり、土地柄のせいか外国人やハーフの児童も多く見受けられます。イスラム圏出身なのか、ヒジャブと呼ばれるスカーフを頭から着用していて、それが運動会を意識して赤っぽいヒジャブをつけていたりと国際色もゆたかで、こういう風にいろいろな人が無理なく参加している運動会っていいなぁーと感じました。
肝心の写真は、想像してた通り難しく、隣の子にピントがあってしまったり、突然人がはいってきて、狙った写真がとれなかったりと、遠くで動いている被写体というのはやっぱり難しいです。まぁ練習にはちょうど良かったですけれど。
ひさびさの運動会、心がはずんで楽しいひとときでした。
今週の展示は「サチアレ」、切り絵とペン画の展示。切り絵のよさが写真ではあまり伝わらず、是非、実際に足を運んでみていただきたい展示です。作品に添えられた言葉も美しく、読むとタイトルの「サチアレ」の意味がわかるような気がします。11日まで。
5Gって何?
少し前から「5G」という言葉をよく聞きます。「G」は「Generation」つまり、第5世代の通信方式のことをいうそうです。そして格段に通信速度がはやくなる、いやそれくらいはわかるんだけどね。いったい何ができるのかがよくわかりません。5Gは2020年に実用化をめざしているというのはだいぶ前に聞いたことがあるけれで、ふーんまだ先のことと思っていたら、もう来年じゃないですか。
で、少し調べてみたら、高速通信により自動車の遠隔操作が可能になるというのがありました。つまり運転席に誰もいなくても、遠くから車を運転できるってことです。 昨今、高齢者の交通事故がふえています。つい先日も池袋で高齢者運転による大きな事故がありました。交通手段がないから高齢になっても免許を返納できないというのもわからなくはないです。だったら、遠隔操作によって誰かに運転してもらえばいいんじゃなかろうか。運転手を頼むよりずっとコスト的にも安くできそうな気がします。まだまだ時間はかかるけれど、こういうのが実用化するといいなぁと思います。
あとはどんなことができるのでしょう?私は1Gから4Gまで、急速に変わっていく通信を経験してきたわけですが、はたして5Gの時代のついていけるのでしょうか?どうせならついていきたい。やれやれやっぱりある程度勉強しないとだめなんだなぁ。(最近こんなことばっかり言っている気がします)
今週の展示は「わたしをアフリカに連れてって展」アーチストミヤハヤさんのアクリル画などの個展。スタイリッシュでおしゃれな展示です。23日(火)まで。
「Han-geul Typography」-ハングルの展示
ハングルはおとなり韓国でつかっている文字、そして最も合理的だ言葉だとはなんとなく知っていますが、その使い方はとんとわかりません。今やっている「Han-geul Typography」はそんなハングルの文字をつかったKim Sup氏の個展です。
日本語の文字の展示はときどきあります。デザイン化された文字の展示というのはそれはそれで楽しいのですが、日本語の場合は読むことが可能です。ハングルは(私は)全く読めない、文字なのに模様のように感じてしまいます。 Kim氏は4つの基本的な線のハンコを組み合わせて、押して作品をつくっているといいます。そしてその押し方によって作品に表情がみえてきます。ぱっとみて私が好きだと思った作品はこちらです。
あとできいてみたところ、これは、Kim氏の奥さまのことを書かれたものだそうです。なるほど、そういう感情が作品にあらわれて、人の心をつかむものなのだと、また、主張をもたない模様のようにみえたものが別の形で主張するのだと感じました。
篆刻のような小品にもなんともいえないよさがあります。こんな柄のTシャツがあったらかっこいい、欲しいと思いました。欧米の人たちが日本語の入ったTシャツをきているのも、こんな風に異国情緒を感じているのかもしれません。
うまく感想がいえませんが、不思議な面白さがあります。日本では、めったにみられない展示ではないかと思いますので、お時間あればぜひお越しください。「Han-geul Typography」は16日までやっています。