48.8%
「48.8%」これは先に行われた参議院選挙の投票率です。国政選挙なのに、今は消費税や年金という身近な問題がかかわっているのに、50%を切るというのは少し驚きでした。
私にはよほどのことがない限り、選挙に行かないという選択肢はありません。当日行けなくても、今は簡単に期日前投票ができるし、何で?と思ってしまいます。
よくわからないから?選挙公報は無料でポストに入っています。私はいつも選挙公報みて決めるけどなぁ。公報自体もよく読むとなかなか面白いし…。
自分の1票なんて入れてもしかたがないから?今はやりのクラウドファンディングだって、一人ひとりの小さな金額から、大きなものになるんじゃないの?れいわ新選組はクラウドファンディングと街頭の寄付で4億円以上集めたっていうし、小さな力が大きな力になるのは同じことなんじゃないかと思うのです。
選挙の前にネットだったかテレビだった忘れましたが、前の選挙の1番投票率の高い県と低い県でインタビューしていたのを見かけました。低い県にだって投票に行く人はいるだろうし、そこは作為的なものも感じますが、インタビューを受けている選挙に行く人と行かない人の顔つきが明らかに違う。行く人のほうがきりりとした顔をしていました。志って顔にでるんだなぁと思いました。
どうせなら、私はきりりとした顔になりたい。ねぇみんなできりりとしませんか?
今週の展示は「mangi fi」、セネガルの洋服と写真の展示。「Mangi fi」とはセネガルのあいさつの言葉「私はここにいるよー」という意味だそうです。大胆で美しい柄の洋服たち、セネガルの風を感じに是非お越しください。3日間だけの展示です。28日まで
ブログ再開します。
5月から少しずつやっていたレンタルサーバーのお引越しとホームページのリニューアルの目途がつき、半月ほど前に新しいホームページを公開、ブログも更新できるようになりました。もちろんsafari(ブラウザ)で「安全ではありません」というのもでなくなりました!
いやはやけっこう大変でした。まずレンタルサーバーのお引越し。ここで間違えてしまうとメールもホームページも使えなくなる。とにかくメールもホームページも途切れることなく使いたいということで、慎重にことを進めていきました。
ホームページは、知り合いにつくってもらっています。今までHTMLでタグを組むという昔ながらの方法でやっていたのが、Markdownに変わったのでこれも覚えなきゃいけない。Markdownのほうが簡単なんだけど、記号で文法がかかれているので、少し覚えにくいです。それでもまあどうにかこうにかできるようになりました。FTPも使わなくなったし、ブログの書き方もかわり、ホームページ運用方法ががらりとかわってしまいました。うー、年をとると覚えが遅くていかん。
かくして、なんとかホームページが形になりました。ブログ500以上、展示情報も350以上あるので、まだ新しいホームページに全部反映していません。全部は無理でも過去5年分くらいは反映させたいので、これから少しずつ増やしていこうと思っています。
新しいホームページはスマートフォン対応にもなったので、かなり見やすくなったと思います。ブログも再開しますので、これからもよろしくお願い致します。
今週の展示は「揺らめく金魚と夢のあと」、金魚をテーマにしたグループ展です。華やかで爽やかでありながら、少し妖艶な夏の思いがこもっているような、そんな展示です。是非お越しください。23日まで。
ブログしばらくお休みします
2,3か月前から、iphoneのsafari(ブラウザ)で、サイトによっては「安全ではありません」というテキストがでてくるようになりました。これはSSLという証明書がついていないことによって、パスワードやカード番号を盗みみることを可能にしてしまうということらしいです。つまりセキュリティが弱いということですね。
ジュイエサイトにもこれがでてきます。ショッピングサイトではないので、パスワードやカード番号をいれるということはないのですが、やはり「安全ではありません」とでてしまうのはいやだと思ったわけです。 調べたところ、今のレンタルサーバーの契約だと、さらに上の契約にしない(つまり料金が高い)とSSLをつけることができなそうで、これもちょっとなぁと思います。
ホームページのアドレスもメールのアドレスも変えたくないとなると、かなり大変な作業になります。しかーし、時代にはついていかないといけない、と一念発起して、レンタルサーバーのお引越しをすることにしました。 ネットに詳しい人の助けをかりて、ドメイン(juillet.jp)とメールのお引越しは終わりました。あとはホームページのお引越しが残っています。ブログもかえるため、これにはしばらく時間がかかりそうです。そんなわけでブログはしばらくお休みします。復活したらまた宜しくお願い致します。
しばらく、ホームページやメールが不安定になるかもしれません。メールの返事が3日以上ないときは、お手数ですが、再度お送りくださるようお願い致します。
都会の運動会
半年前に買ったカメラ付属の望遠ズームレンズをつかってみたいというのもあって、親戚の小学生の運動会に行ってきました。場所は青山、大都会だけあって、林立するビルに囲まれた小さな校庭での運動会、こんな感じですね。
小学校の運動会なんて自分の時以来です。私も生まれは神保町、なにしろ小学校から高校まで校庭はコンクリート、都会育ちなので小さな校庭での運動会は見慣れているのですが、今の校庭は人工芝、これならころんでも痛くない。そしてレーンは白やら緑やらで芝の色が変えられていて消えることがないと合理的です。ふむ、都会の学校でも進歩しているのねぇと感心したり。(何十年もたっているんだから、あたりまえか)
車いすの児童が参加していたり、土地柄のせいか外国人やハーフの児童も多く見受けられます。イスラム圏出身なのか、ヒジャブと呼ばれるスカーフを頭から着用していて、それが運動会を意識して赤っぽいヒジャブをつけていたりと国際色もゆたかで、こういう風にいろいろな人が無理なく参加している運動会っていいなぁーと感じました。
肝心の写真は、想像してた通り難しく、隣の子にピントがあってしまったり、突然人がはいってきて、狙った写真がとれなかったりと、遠くで動いている被写体というのはやっぱり難しいです。まぁ練習にはちょうど良かったですけれど。
ひさびさの運動会、心がはずんで楽しいひとときでした。
今週の展示は「サチアレ」、切り絵とペン画の展示。切り絵のよさが写真ではあまり伝わらず、是非、実際に足を運んでみていただきたい展示です。作品に添えられた言葉も美しく、読むとタイトルの「サチアレ」の意味がわかるような気がします。11日まで。
5Gって何?
少し前から「5G」という言葉をよく聞きます。「G」は「Generation」つまり、第5世代の通信方式のことをいうそうです。そして格段に通信速度がはやくなる、いやそれくらいはわかるんだけどね。いったい何ができるのかがよくわかりません。5Gは2020年に実用化をめざしているというのはだいぶ前に聞いたことがあるけれで、ふーんまだ先のことと思っていたら、もう来年じゃないですか。
で、少し調べてみたら、高速通信により自動車の遠隔操作が可能になるというのがありました。つまり運転席に誰もいなくても、遠くから車を運転できるってことです。 昨今、高齢者の交通事故がふえています。つい先日も池袋で高齢者運転による大きな事故がありました。交通手段がないから高齢になっても免許を返納できないというのもわからなくはないです。だったら、遠隔操作によって誰かに運転してもらえばいいんじゃなかろうか。運転手を頼むよりずっとコスト的にも安くできそうな気がします。まだまだ時間はかかるけれど、こういうのが実用化するといいなぁと思います。
あとはどんなことができるのでしょう?私は1Gから4Gまで、急速に変わっていく通信を経験してきたわけですが、はたして5Gの時代のついていけるのでしょうか?どうせならついていきたい。やれやれやっぱりある程度勉強しないとだめなんだなぁ。(最近こんなことばっかり言っている気がします)
今週の展示は「わたしをアフリカに連れてって展」アーチストミヤハヤさんのアクリル画などの個展。スタイリッシュでおしゃれな展示です。23日(火)まで。
「Han-geul Typography」-ハングルの展示
ハングルはおとなり韓国でつかっている文字、そして最も合理的だ言葉だとはなんとなく知っていますが、その使い方はとんとわかりません。今やっている「Han-geul Typography」はそんなハングルの文字をつかったKim Sup氏の個展です。
日本語の文字の展示はときどきあります。デザイン化された文字の展示というのはそれはそれで楽しいのですが、日本語の場合は読むことが可能です。ハングルは(私は)全く読めない、文字なのに模様のように感じてしまいます。 Kim氏は4つの基本的な線のハンコを組み合わせて、押して作品をつくっているといいます。そしてその押し方によって作品に表情がみえてきます。ぱっとみて私が好きだと思った作品はこちらです。
あとできいてみたところ、これは、Kim氏の奥さまのことを書かれたものだそうです。なるほど、そういう感情が作品にあらわれて、人の心をつかむものなのだと、また、主張をもたない模様のようにみえたものが別の形で主張するのだと感じました。
篆刻のような小品にもなんともいえないよさがあります。こんな柄のTシャツがあったらかっこいい、欲しいと思いました。欧米の人たちが日本語の入ったTシャツをきているのも、こんな風に異国情緒を感じているのかもしれません。
うまく感想がいえませんが、不思議な面白さがあります。日本では、めったにみられない展示ではないかと思いますので、お時間あればぜひお越しください。「Han-geul Typography」は16日までやっています。
3月は…
先ごろイチロー選手が引退を表明しました。「後悔などあろうはずがありません」というイチロー選手の言葉のいさぎよさは、爽やかで心に残るものでした。あぁこんな風に言い切れる人がどれだけいるのだろう。心から「お疲れさまでした」と言いたいです。 野球選手の引退といえばシーズンオフの冬という感じがします。何故この時期だったのでしょうか?日本でということもあって、スケジュールの都合にすぎないのかもしれないですが、たまたま3月という時期がどこか哀しみをさそい、より寂しい気がします。
日本では3月は卒業の時期です。年度末なので、退職や転勤で職場をさる方も多いでしょう。東日本大震災も3月だったし、私事ですが、一番親しかった作家さんも30代の若さで、同じ年の3月に逝ってしまいました。別れや終わりを想像させる3月は、あまり好きではありません。
でも、あと1週間もすれば、4月になります。4月は始まりの月。そういえば、新しい年号も4月には決まりますね。新しい時代がはじまる、そんなうきうきした気持ちになれそうです。 私が嫌った3月は、新しい4月がくるために、どうしても必要な月なのかもしれません。そう思うと3月も愛しい気がするなぁ。
今週の展示は「KING's LOAD ~FIELD EDGE DESIGNZ.東京個展~」アーティステックな革製品の展示です。この後ロンドンの展示会に行く新作はドキドキするくらい素敵です。今後は当分お披露目しないとのことなので、この機会に是非お越しください。26日まで。
お雛様は一人ひとつ?
3月になりました。ジュイエのトップ画も2月に開催されたKawaharaさんの個展から,私の一番好きな絵をつかわせていただきました。外に置かれていると思われる白い椅子が春の訪れを感じさせます。
3月といえば、明日はひな祭り。母がずっと飾っていたので、古い小さいお雛様を今年も飾りました。お雛様の華やぎは、これもまた春を感じさせていいものです。
先日「お雛様は一人ひとつか?」というような記事を目にしました。子供の身代わりになるお守りという意味からすればそうかもしれませんが、日本の住宅事情を考えると姉妹でひとつずつっていうのもどうかな?と気がします。とはいうものの、妹たる私のお雛様は男雛、女雛一対の立ちびなで、三人官女やお道具がある姉のお雛様が羨ましかったりしたものです。
親から譲られたお雛様も、一人ひとつという考えだと駄目となりますが、昔のいいお雛様なら、残しておきたいし、それもありかなーと思います。その人の事情でいいんじゃないか、とアバウトなことを考えてしまいます。しかし、「身代わりになるお守り」という考え方は素敵だし、見た目の華やかさも、春のうきうきした気分を増してくれます。この文化はずっと守ってほしいなぁと思います。
今週の展示は「SEA GARDEN」東京工芸大学芸術学部アニメーション学科 渡辺・小柳ゼミ 2019 ゼミ展。イラストと映像の展示。まずイラストを制作して、そこからアニメーション化したそうです。3日間だけの展示。明日(3日)まで。是非お越しください。
消費税がよくわからない
今年の10月から消費税が8%から10%に上がる、ということは日本人なら誰でも知っています。そして、私個人としては、今の日本の財政から考えると、10%になるということは反対ではありません。
問題はそのやり方と使い道です。10%に上がるにあたって、食品は8%とままとか、外食なら10%、デリバリィなら8%とか、その区別がとてもわかりにくいです。それに、中小商店からカードを使って買うとポイントが多くつくとかっていったい何だ?キャッシュレス化と増税対策らしいですが、どうもよくわからない。このへんは私も少し関係あるので、理解しておきたいところなのですが、その中小商店の基準というのもまだ決まってないらしい。ねぇねぇ消費税10%って、あと半年余りで始まる予定なんですよねぇ。 住民税非課税世帯と子供のいる世帯向けのプレミアム商品券とやらも、どうなのかよくわからない。6月以降に生まれた子供は対象にならないとかと、今日の新聞に書いてあったし、何それという感じです。
8%から10%に変えるだけでも、その準備で莫大なお金がかかるのに、こんな複雑だったら、もっと手間とお金がかかります。どんな対策をしたところで、増税後は消費は冷え込むのは避けられないし、大切なのはその後どうするかだと思います。教育や福祉が充実すれば、あるいはよい政策をすれば、国民は納得して、消費も回復するんじゃないでしょうか? それができないなら、いっそこのままでいいじゃん。あるいはマレーシアみたいに消費税なし(昨年マハティールの政権の選挙公約で6%から0%になっています)にしてみたら画期的、なんて思ってしまいます。
今週の展示は「Just Another Day//Kawahara」日常を描いた日本画の展示です。岩絵の具の箔が美しく、大きめの作品が多いので見ごたえがあります。是非お越しください。19日まで。
「実録解離性障害のちぐはぐな日々」
先日、西荻窪の信愛書店で開催されている、Tokinさんの個展「少しだけ先の場所」に行って、彼女の著書「実録解離性障害のちぐはぐな日々」を購入しました。 この本は、解離性同一障害(多重人格)のTokinさんの実体験を漫画というかたちをとって、コミカルに描いたものです。
そもそも私が多重人格というものを意識したのは、1970年代にやっていたテレビドラマ「私という他人」でした。内容はよく覚えていませんが、主演の三田佳子さんの人格が派手になったり、子供のようになったりするのをみて、こういう人もいるんだなと不思議な気持ちになったのを覚えています。その後、NHKで海外(多分アメリカ)の解離性同一性障害の女性のドキュメンタリーをやっているのを、たまたま目にしました。10以上の人格が交互に現れ、まるで別人のようにふるまい、フィクションでない患者をみたのはその時がはじめてでした。治療のひとつだったと思うのですが、壁に粘土のようなものをたたきつけるというシーンがあって、ものすごい力でたたき続け、その時の感情の激しさにとても驚きました。患者さんは、ものすごいストレスをかかえこんでいるんだなぁ思ったのが一番印象に残っています。
「実録解離性障害のちぐはぐな日々」を読んで、このドキュメンタリーを思い出しました。ですが、印象が全く違いました。もっとふんわりと病気の内容が頭に自然に入ってくるという感じで、きっと誰もが起こりうることなのだなと思いました。私は別人格が現れたことがないので、共感することはできないけれど、ずっと前から気になっていた病気のことを理解するのには、大変役立ちました。
なによりもこの本は漫画として面白い。自分の弱い部分や悩みををさらけ出すことは、大変な苦痛や努力をともないます。それをうまく消化して、重くならずに描いているのが素晴らしいと思います。すでに再販も決まったそうで、この内容を思えば、さもありなんの感があります。 個展でみたイラストも、そういう悩みをかかえた人にしか描けない、不安定さを感じるけれど美しい作品です。 展示は11日までやっています。もちろん本も買えます。3連休に西荻方面に行かれる方は覗いてみたらいかがでしょうか?