アジアのコロナ感染者
以前オーストラリアに行ったときに、変わった虫に刺されたことがあります。刺されたときは少し痒くて刺された口が2つあるくらいで大したことはなかったのですが、時間がたつにつれて、まるでやけどをしたときのように水泡になり、だんだん大きくなっていきました。現地の人によれば、一部のアジア人しか水泡にならないそうで、「へーそんな虫いるんだ、さすがは南半球。でも一部のアジア人に(私が)あたっちゃうなんてねー」などと思ったものでした。
今のコロナ感染症を思うに、アジアの国の感染者数と死者数が何故か少ない。死者数の人口の割合は日本、中国、韓国がほぼ同じだそうで、欧米の割合よりかなり少ないです。日本はPCR検査数も圧倒的に少ないし、欧米のように厳しいロックダウンをしたわけでもない。もともとの手洗いの習慣やマスクへの抵抗がないという要素もありそうですが、それにしてもこれくらいで収まっているのは、ありがたいことですが、不思議な気がしていました。
そこで思い出したのが、前述の虫、「アジア人だけが水泡になる」ということ。 欧米人とアジア人との体質の違いというのが関係しているのではないかという気がします。考えてみれば、顔つきや体形など見た目はかなり違います。体質が違っていたって何の不思議もない。コロナで重症になりにくいと考えてもおかしくないのかもしれません。もちろん何の根拠もないことですが。
いずれにせよ、はやく収まって普通の生活になり、心配なく展示ができるようになりますように。
10万円支給で思ったこと
新型コロナによる自粛要請により、ギャラリーも4月、5月は休んでいます。「Stay Home」を守って、4月になってから電車には乗ることもなく、ひきこもっておりますが、意外と平気です。ひきこもり体質だったのねぇと思うこの頃です。
政府の補償政策もやっと決まり、ひとり10万円支給されることになりましたが、これはこれでいろいろな問題がでてきたようです。
その中に世帯主の口座に一括で支払われるということがあります。これにはちょっと違和感があります。家族円満の家はまだいいですが、そうでない家はどうなる、世帯主(たいていは男性ですね)が独り占めしてしまうのではないか?そうでなくても、世帯主以外の人も働いていたとしたら… ちょっとおかしいんじゃないと思わざるを得ません。
もっと細やかな対応ができないものか?と思ったのですが、そんな配慮をしていると、支給が遅れてしまうのは明らかです。決定までさんざん時間がかかったのに、ここでまた遅れてしまうのは得策ではないと思います。今の日本では世帯単位で考えているので、致し方ないのかもしれません。それを個人単位にするのがマイナンバーなのでしょうが、マイナンバーカードの取得率は約15%だそうで、これではマイナンバーを生かすことも難しそうです。
マイナンバーカードについていえば、私は持っています。取得するにあたっては、個人情報の流出などが心配で躊躇したのですが、どうしてもe-taxにしたかったので、申請のわずらわしさを乗り越えて取得に至りました。おそらく皆そんなことを思って、マイナンバーカードの申請をしないのかと思います。しかし、もし皆がマイナンバーカードを持っていたとしたら、少なくとも世帯主の口座に一括ってことはなかったんじゃないかという気がします。
マイナンバーカードの是非はともかくとして、新型コロナウィルスの流行は、例えばマスクや機械部品などの製造を中国に頼りすぎていたとか、いろいろなことを気づかせてくれます。
早くおさまって、普段の生活に戻れることとともに、この教訓を生かせる社会になることを願ってやみません。
花の名前
一足はやい春がやってきた今年は、さまざまな花があちこちで咲いています。
新型コロナウィルス騒ぎで、外出を少なくしているせいもありますが、その分近所を歩くことが多くなってきています。近所といえどもあなどることなかれ、裏道に入るといろいろな花が咲いています。
そんなわけで、ジュイエInstagramにも、最近は、展示の紹介をするとともに、綺麗だなと思った花を載せています。そうなると梅や桜やモクレンなどのよく知られた花以外も目につきます。花の名前に詳しいわけでもなく、「何という名前の花なのだろう」と思うことが多々あります。
Instagramに載せるからには、花の名前くらいいっしょに添え書きしたい、ハッシュタグもつけたいってわけで、最近は花の名前を調べています。しかし、即座にでてくるであろうアプリは使わないで、WEBで地味に調べています。
例えば、今の時期によくみるこの花、

「春の花、薄紫、雑草」というキーワードで画像検索して、でてきた花をひとつずつチェックします。これと思ったのが「ハナニラ」。葉の形がニラのようで、葉を傷つけるとニラやネギのような匂いがして、別名スプリングスターフラワーというそうです。ここまで関連つけると多分忘れない、少し苦労しないと最近本当に覚えられません。
大学の時の友人に、とても花に詳しい人がいます。「この花何?」と聞くと、即座に答えてくれて、彼女の知識が羨ましいほどでした。今ではめったに会うことがないので、当時のように聞くことができませんが、代わりにネットで調べることができます。ほんの少しだけ彼女に近づけたような気がするこの頃です。

今週の展示は「夜の暮」。イラストレータ、涼(suzu)さんの個展です。大人になりかけた少女の憂いをおびた、美しく、また少し不思議な雰囲気のするイラスト展、油彩・水彩・鉛筆画と多彩な技法の展示をお楽しみください。24日まで。
コロナ騒ぎの残すもの
一昨日の朝日新聞天声人語に、興味深いことが書いてありました。天声人語のライターさんも新型コロナウィルス禍を鑑み、テレワークをしているが、それなりの苦労もある。会社の資料室にある資料をみたくてもみられない、職場の会話からヒントをもらっていたのが得られない。紙の本の深さや仕事仲間の会話の大切さを思い知った。というのがその内容でした。かたや、SNSでは、「テレワークにしてみたら快適」という内容のこともちらほらみられます。
私個人は今までとほとんど変わらない仕事をしているので、実感としてはないのだけれど、ネットや新聞などをみているとなるほどそういうこともあるのかと思わせることも多いです。
人それぞれ、仕事の内容にもよるけれど、コロナ騒ぎのおかげで、何が必要で何が必要でないのかの切り分けができ、今まで変えたくても変えられなかった仕事体系が変わるのかもしれません。もしそうだとすれば、コロナも悪いことばっかりではないのかも。
いやいややはり、いろいろなイベントの中止や外出の自粛、マスクや消毒関連のものの不足、挙句のはて、デマによってトイレットペーパーやティッシュが店頭からなくなるなんてことは勘弁してほしい。経済の落ち込みもすごいだろうし、はやく収まって、前を向ける社会に戻ってほしいものです。

今週の展示は「第3回 ジュリエットの数学 個展「捕馬/traumatic」」。水彩画のイラスト展です。大人になりかけた少女の優しくてさみしい世界に、少しスパイスを加えた、そんな感じの展示です。「ジュリエットの数学」という作家名は、寺山修司編の詩集「ジュリエットの数学」からきているそうです。会場にその詩集も置いてあるので、展示とあわせてご覧ください。10日まで。
早咲きの桜
ギャラリーに行く道すがら、これからの時期はいろいろな花が咲いていて楽しいです。 今は途中のお寺の梅がきれいですが、同じお寺に、ソメイヨシノよりはピンクの色の強い桜が咲いていました。

早咲きだし、ピンクの色が強いので河津桜の一種?と思いましたが、暖かい伊豆地方ならともかく、2月の東京でもう桜ですか、今年ははやいなぁ~。そういえば、その近くにある、いつもソメイヨシノより10日ほどはやく咲く、さくらんぼの木にもつぼみがついていました。今年は楽しみがもうすぐなんですね。散る桜はさみしいけれど、これから咲く桜にはうきうきします。こういう気分って他の花にはないような気がします。
悪名高い「桜を見る会」も、「桜」だからそういう会が催されたのかもしれません。華やかで美しく、かつはかない桜は宴を楽しむのにはぴったりです。もちろん権力の誇示や税金の無駄遣いで使われたくはないですが。
今年は「桜を見る会」もないし、コロナ肺炎のせいで、桜をみながらのどんちゃん騒ぎも少ないかもしれません。だとすると優雅に桜も咲くことができるかもしれませんね。
さまざまなこと思ひ出す桜かな 芭蕉

今週の展示は「eyes -Aoi Nishida/Misaki Kamata exhibition-」。女子美術大学4年生の2人展です。油絵・ドローイング・インスタレーションの展示。観る位置でかなり印象が変わるので、いろいろな位置から、いろいろな角度から、ご覧ください。25日まで。
東京
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」の言葉どおり、あっという間に1月が終わり、2月に入りました。ギャラリーでは、「RESISTANCE」という二人のモノクロ写真展開催中です。
この写真展でテーマにしているのが「東京」。新宿や渋谷や池袋など300枚ほどの東京の写真を所狭しと展示されているのは圧巻です。
東京、1000万人以上の人が住み、無秩序で雑多な騒音がし、ある意味では醜い。半面多様性があり、パワーにあふれ、遊び心があり、便利で、そしてある意味では美しい。私はずっと東京に住み、ほんの8か月ほどの海外での生活を除いて、他の地は住んだことがありません。東京のよいところも悪いところも知らず知らずのうちに受け止めてしまい、すべてが当たり前になっているような気がします。そして、東京以外に住むことはもはや考えられないのですから、多分東京が相当好きなのだと思います。
この展示は、そんな私に「東京」を再認識させてくれました。特に、普段訪れれば硬質なビル群の、丸の内の夜の写真がとても美しい。そう思うのは私が都会っ子のせいなのかもしれません。
そういえば、この写真展のタイトルは「RESISITANCE」抵抗者という意味ですが、もし私がタイトルをつけるとしたら「EVERYDAY」とかつけてしまいそうです。
受け止め方は人それぞれです。是非自分自身の「東京」を感じにいらしてください。2日間だけの展示なので、明日(2日)までです。

クラウドという概念
新しい年が始まり、ギャルリー・ジュイエでも今年初の展示「黒で魅せる2」が始まりました。
年末・年始と慌ただしい日々がなんとなく過ぎていってしまったのですが、まとまった時間ができるので、パソコンを買い替えてゆっくりとセットアップしていました。
それで、すんなりセットアップできたかというとそうでもありませんでした。とにかく自分でパソコンを所持しだしてから23年、ギャラリーをはじめてからも16年以上ですので、けっこうな量のデータが入っています。データのほとんど写真なのですが、100Gはゆうにこえています。
で、何が困ったかというと、Windows10にはOne driveというクラウドサービスが無償でついてきます。クラウドサービスとはWEB上にバックアップをとっておける優れもののサービスではあるのですが、無償でつかえるのは5Gまで。それ以上は有料です。最初に注意深くやらなかったために、標準の設定をしてしまい、自動的にOneDriveが使えるようになってしまいました。ローカルのパソコンと同期がとれてしまうので、あっという間にOneDriveの領域がいっぱいになってしまう上にどのファイルが同期されたのかが完全に把握できません。おまけに「OneDriveがもうすぐいっぱいになるので、領域を広げる(もちろん有料)か、fileを削除せよ」云々のメッセージがしょっちゅうでききてうっとおしい。けっきょく、OneDrive内のfileを削除して、リンクを解除、100Gをこえるデータを入れなおしました。これでいいかどうかは若干不安ではあるのですが、快調に動いています。
しかしこのことは、クラウドということを考えるよい機会になりました。ずいぶん前から言葉としては知っていたけれど、自分が使うとなるとピンときませんでした。WEB上に自分のスペースを置くということではレンタルサーバーもそうなのですが、ホームページではないプライベートのデータをWEB上におくということが、今やOSの標準についているというのに時代を感じます。便利といえば便利ですが、目にみえないだけに不安も感じる私はもはや古いのかもしれません。
あぁ、そういえば、iphoneのicloud(これもクラウドサービスです)も、もうすぐいっぱいになるので、しょっちゅう警告がきてます。こっちはそんなにデータないし、写真もパソコンと同期がとれて便利だし、月130円だからアップグレードしようかなと思っています。何も考えてないとIT社会では生きていけなくなりそうです。とほほ。

今週の展示は「黒で魅せる2」。ペン画家 時雨と金魚切り絵作家 雅人による二人展。ペン画と切り絵のコラボレーションがとても素敵です。大小約200の作品が並ぶ圧巻の空間に是非。21日まで。
イギリスのEU離脱の雑感
時は12月、なにかと慌ただしい時節になりました。年が終わり、新しい年がもうすぐ始まるというだけのことなのに、何故か毎年せかされるような気がしてなりません。
この時期に、イギリスが来月EU離脱というニュースが入りました。選挙での与党圧勝でほぼ決定とのこと、あの国民投票から3年半、やっと決まったのねという感が強いですが、もし、これが日本だったらと思うと、このあいだの英国民の不安やいらだちってどれほどのものだったのだろうかと思います。いや、まだ決定ではないらしいので、まだまだ続くのかもしれません。
イギリスは日本と同じ島国ですが、イングランド、スコットランド、ウェールズ(この辺はラグビーワールドカップで記憶に新しいです。)そのうえ、北アイルランドもあり、それぞれの民族感情があり、日本よりかなり複雑なのではないかと想像できます。そのうえEUに属しているので、せめてEUとの関係を切りたいという感情もあるのかもしれません。(もちろん移民問題や貿易問題もあるでしょうが)
新聞に「英国人は欧州人にはなれない」ということが書いてあったけれど、そんなことがEU離脱の根本にあるのかもしれません。いずれにせよ、イギリスにとって、EUにとって、世界にとって良い方向に進むのが理想だし、そうあってほしいと思います。

今週の展示は「PARTY ― FIELD EDGE DESIGNZ, 2019 2nd TOKYO EXHIBITION ―」。当ギャラリーでは3回目の展示です。革製品とバッグの展示・販売、クオリティの高いハンドメイドの革製品はとても見る価値があると思います。金属作家のClystal Moon様とのコラボ作品もあり、ギャラリーがキラキラ輝いているようです。17日まで、是非お越しください。
トラベラーズチェック
トラベラーズチェックというのをご存じでしょうか?海外旅行時に使える旅行者むけの小切手のようなもので、換金率がよく安全度が高いので、かつてはよく使われていましたが、2014年に販売中止されたそうです。
そのトラベラーズチェックの残りがひょっこりでてきました。10000円の円建てのものでした。たかが、10000円されど10000円というわけで、換金できるか調べてみました。
旧富士銀行で購入したcitycorpのトラベラーズチェックなので、まずはみずほ銀行でしょってわけで調べたら、換金できそう。早速外貨取り扱いがある一番近い荻窪支店に電話してみたところ。どうも外貨両替ショップのほうが話がはやそう。
そんなわけで、先日みずほの外貨両替ショップがある新宿に行ってきました。駅から近いけどわかりにくく、しばしうろうろして、やっと見つけた両替ショップ、聞いてみたら「ここでは換金できない」とのこと(やっぱり(涙))諦めかけたら、「三井住友の両替ショップなら大丈夫かも」とのこと。で行ってみたらここでもダメ。結局ここで教えてくれた3軒目のSMBC信託銀行プレスティアで換金できました。このあいだ新宿をうろうろすること1時間以上。でも、新宿内でことが済んだので、まず新宿に行ってみてよかったです。
いやはや、お金はほっておいてはいけませんね。先日ブログに書いた休眠口座の時もちょっと苦労したし、昨今は2年以上出し入れがないと口座管理料なるものをとる銀行もあるみたいだし、しっかり管理しないとね。そういえばまだあるかも、少額しか入っていないあの口座、チェックしてみなければ(汗)

今週の展示は「うちらが最高になるには」。絵画・立体・写真・工芸の展示。美術系高校出身の仲良しさん9人展。多ジャンルにわたる若き感性を感じに、是非お越しください。10日まで。
ないものから想像するータカハシカオリ個展
金曜日より、ギャラリー企画展「タカハシカオリ個展 “shape/colors"」が始まっています。
作家のタカハシカオリさんが、「今回の新作は色を塗らず粘土の色そのままに、質感や落とす影によって形を楽しんでもらえるよう制作しています。」と言っているように、いつもとはがらりとかわった作風に、ご来廊の皆さまからも驚きの声が聞かれます。

色がないものからあるものを想像するのは難しい。しかし、想像が膨らんでくると、それは楽しさに変わり、時に色は邪魔になったりもします。
ジュイエでは、過去に何回もタカハシさんのワークショップをやっています。それは、タカハシさんの作った胴体に頭をつけて、色付けするというもの。ワークショップ前の胴体を見るのが楽しみでした。そこからどんな作品が出来上がるのかを想像するのが楽しい。私の思った通りになったことはほぼなく、参加の皆様の感性に感心したり、たまには期待外れだったり...完成を見る前と後とのギャップの楽しさをいつも味わっていました。
今回の展示中に行われるのワークショップの胴体はこんな感じです。いろいろなものが想像できませんか?色が塗ってあるときには気づかない体の表情や服のしわも感じられるような気がします。

ないものから想像すること、それは頭を活性化させます。もちろん想像させる土台となるものが重要となるのですが、タカハシさんの作品はそれに値するものだと信じます。 展示は26日までです。是非、会場であなたの想像力を巡らせてください。