管理人の独り言 le monologue

量子コンピュータとChatGPT

この前、量子コンピュータのことが、新聞の1面トップに載っていたのを見つけ、その見出しに「国産量子コンピュータ稼働」とありました。あれっ、量子コンピュータのことって随分前にブログに書いたんだけど、あれっていつだっけ?アーカイブを調べてみると2017年の11月。「政府が2018年度から開発をすすめてきた」とあるので、その前に私は目をつけていたわけです。(だからどうしたw)とはいうものの、あのときも今もよくわからない。ただ膨大な処理ができ、計算が飛躍的にはやくなり、AIを加速させるということはなんとなくわかりますが、私には、それを実感できるようなことはまだなさそうです。

AIといえば、今、噂のChatGPTというのがあります。あるいはMicrosoftのBingなんていうのもあります。ChatGPTはオリジナルのテキストをつくることができる人口知能ツールで、Bingはチャット型検索エンジン。そしてBingはChatGPTと統合するらしい。これはちょっと興味があるし、使ってみたいし使えそうな気がします。

ちまたで使っている人の情報をみると、まだ完全ではないけれど、まあまあといったところという感じがします。これが量子コンピュータと結びつくことができたら(できるかどうか知りませんが)、より完全に近づくんでしょうか?それはすごいことだけど、そうなるとライターとかプログラマーなど沢山の仕事を浸食することになりそうです。楽しみではあるけれど、その時代を生きるには、よりフレキシブルな対応が必要になるのかも。さて私にそれができるのか?


揺らいでいるのに輪郭がある 揺らいでいるのに輪郭がある

今週の展示は「揺らいでいるのに輪郭がある」武蔵野美術大学映像学科、松岡はるさんの個展です
日記などの文章と2つ映像を用いて、身体の明確な実在と、身体に伴っているはずの、あいまいで不明瞭な私性について模索。 呟くような音声が、不思議と落ち着いた気分になります。3日間だけの展示ですので、明日(9日)まで。是非お越しください。

マイナカードで別人の住民票って?

コンビニでマイナカードをつかって住民票を発行したら、別人の住民票がでてきたという記事を見つけました。えっ、なにそれ?別人の住民票がでてきたって信じられない。
ことは横浜市で起こったらしく、しかも5件もあったそうです。年度末で住民票の発行が集中したためと言っているけれど、そんなことは毎年のことで容易に想像できるし、それくらいでトラブルがおきてしまうシステムってどうなの?システムがパンクして使えなくなったというならまだしも、別人の住民票がでてきてしまうなんて、と疑問に思わざるを得ません。

いろいろ調べると、トラブルがおきた横浜市だけではなく、他の自治体も点検のためにシステムをとめたところもあるらしいです。そうなれば、住民票が必要な人は役所まで取りにいかなければならず、手数料も高くなってしまいます。おいおい「マイナカードってこんなに便利!」と言って、国民にマイナカード取得推進しているくせに、たかが年度末に集中したぐらいで、この有様はどうよ?とひとこと言いたくなります。

私個人でいえば、e-taxにしたかったので、ポイント云々言われる前から、マイナカードは取得しています。でもねー、なんか不安で、どうしても必要なとき以外はしまいこんであります。2024年秋になれば、いやおうなくマイナ保険証になってしまうみたいだし、そうなれば、持ち歩くことも多くなります。
そんなときにこんな事件、保険証だって他人のデータでてきちゃう可能性だって否定できません。本当にマイナカードのセキュリティって大丈夫なんでしょうか?マイナカード勧めるなら、もっとしっかりしたシステムをつくってからにしてもらいたいものです。


ねてもさめても ねてもさめても

今週の展示は「ねてもさめても」イラストレータのもよさんの初展示。ギャラリーいっぱいでぎっしりのもよさんの世界。やさしさと可愛さがつめこまれています。優しい色使いが今の季節にもぴったり。「可愛い」が好きなかたには絶対おすすめの展示です。3日間だけなので、明日(2日)まで。是非お越しください。

違和感

東銀座の駅のホームドアが、工事なのか故障なのか、すべて開いたままになっていたのに出くわしたことがありました。何だかおかしい、開いているところへ吸い込まれそうで、少しこわくてホームの真ん中を歩いている自分がいました。 よく考えるとこれってどうなの?少し前まで駅のホームドアがないところが多かったはずです。今でもないところは少なくないし、例えばジュイエ最寄りの高円寺駅もホームドアがありません。そういう駅のホームに行っても、別にこわさは感じません。あるべきものがないと不安に感じたり違和感をおぼえたりするのは、人の心理なのでしょうか?

今回の展示で、搬入日に六、七割終わったものの、2面の壁が何もないまま。残りは明日ということになりました。
何も飾っていないギャラリーなら何も思わないのに、2面の壁がきれいに空いていることで、どこか不自然な気がしました。このときに思い出したのが東銀座の開いたままになっていたホームドアの時に感じたこと。あぁそうか、おさまるところにきちんとおさまっていないとこんな違和感を感じるのだなぁと思いました。
もちろん、展示が始まるまでには、空いていた2面の壁も綺麗に展示物がおさめられ、いい感じの仕上がりになり、前の日の違和感はどこかに消し飛んでしまいました。

この違和感って意外に大切なものかもしれません。違和感を感じたらそのままにせずに、すっきりするまで考えてみるのが、生きる上で必要、っていうのは大げさかもしれないけれど、ちょっと考えさせられる出来事ではありました。


Finally展 Finally展

今週の展示は「Finally展」、ロックアイドルグループFinallyを題材にした写真&絵画展です。同じ題材を写真と絵で構成した、ありそうであまりない展示です。写真と絵のマッチングが素晴らしく、ロックの音が聞こえてきそう、そんな感じです。3日間だけの展示、是非お越しください。27日まで。

卒業写真

東京はこの暖かさで、桜が観測史上最もはやい開花、もうすぐ満開になります。
桜で思い出すのが卒業式、今年もそんな季節になりました。

少し前の天声人語にユーミンの「卒業写真」の歌詞「人ごみに流されて、変わっていく私を、あなたはときどき遠くで叱って」の「あなた」は、昔は、あこがれていた異性だと思っていたけれど、そうではなくて「18歳の自分」をさしているのではないか?という記述がありました。
なるほど「卒業写真のあの人」と「あなた」は一致しないのかも。私も「ずっとあこがれていたあの人、それを口にだすこともなくそのまま卒業していく、淡くて少し切ない思い出。あの人イコールあなた」ととらえていましたが、そうなると、上記の歌詞になんとなく違和感を感じていました。「18歳の自分」と考えたほうがしっくりするような気がします。

つい最近みたテレビ番組では、40代~60代の最も印象に残った卒業ソングは「卒業写真」と言っていました。卒業からはるかに年月がたってしまった人たちにとって、今考えるとこんな意味かもなぁとふりかえることができるところに、この歌のすごさがあるのかもしれないなぁと思いました。

今年もこの時期に数多の卒業式があります。今年の中学、高校の卒業生はコロナ禍で3年間マスク生活、それはそれであの頃こうだったよねと思い出せる卒業式かもしれません。とにもかくにも卒業おめでとうございます。


私の瞬間 私の瞬間

今週の展示は「私の瞬間」、フィルムカメラサークル【mimomento】による30人のグループ展、壁いっぱいの写真に圧倒されます。フィルムならではの柔らかい写真たちを是非ご覧ください。21日(火)まで。

0.78

「0.78」この数字は、先に発表された韓国の出生率です。0.78って?!、「異次元の少子化対策」とか言っている日本は1.27くらいと思います。日本よりはるかに低い数字に驚きました。もっと驚いたのが、朝日新聞の記事によれば、1970年代には4くらいだったとか。日本の70年代って2を少し切るくらいだったように記憶しています。この激減っぷりは、日本の比ではありません。中国も近年日本を下回ったのは知っていましたが、調べてみるとアジア諸国は軒並み減っています。いったいアジアはどうなってしまうの?

ずいぶん前に、平塚らいてうだったか与謝野明子だったかが、「社会がこのままの状態なら、女性は子供を産まなくなる」という内容を書いているのを、何かで読んだことがあります。(うろ覚えです。すみません)その時代から100年たって、まさにそれが現実となっているわけで、多分ずーとほっといても何とかなると思って、少子化対策を怠ってきたんだろうなと推測できます。

30年以上前に、パリに住んでいる友達から、フランスでの子育てのことを聞いたことがあります。保育園どころかベビーシッターを頼んでも国庫負担だし、教育も無料、はては産後のエクサーサイズ(体形をもとに戻すための体操)も無料だとか。フランスの出生率は2を超えていますが、さもありなんですね。

韓国は住居にかかる費用が異常に高いし、超学歴社会で教育費も莫大にかかります。けっきょく、先進国の出生率の低さって生きづらさのあらわれなのだと思います。みんなが暮らしやすい世の中になれば、子供の数もふえてくるのではないでしょうか。「異次元の少子化対策」具体策がみえてきませんが、本当に真剣にとりくんでほしいものだと強く願います。


Par 'TEA' Time Par 'TEA' Time

今週の展示は「Par 'TEA' Time」、女子美術大学短期大学の学生さんのグループ展、思わず「可愛い~」と言ってしまうような、楽しくて明るいイラストの展示です。是非お越しください。7日まで。

江戸時代には、天然痘(疱瘡)が流行することが多々あり、その魔除けのまじないとして赤絵(または疱瘡絵)と呼ばれる赤色で摺った絵が出回りました。鍾馗(しょうき)や達磨、金太郎や桃太郎などが描かれたそうですが、元気があるということでウサギもその回復を願う題材として描かれたそうです。

私の所蔵している浮世絵の中にもウサギの赤絵がありました。

赤絵ウサギ

今年はうさぎ年なので、ジュイエの年賀状はこの絵をつかいました。 赤絵は天然痘だけではなく、はやり病除けのまじないとしても使われたそうなので、いまだ収まらぬコロナの退散の願いもこめました。

それが功を奏した(と思いたい)のか、コロナ第8波も収まりつつあるし、3月中旬からはマスクの義務化もなくなるし、5月の連休明けには、2類からインフルエンザなみの5類になるらしい。観光客も戻ってきているし、コロナに関してはいい方向に向かっているのかなーという感はあります。

ですが、まだ心配と思っている自分がいます。真夏以外はマスクは外さないだろうし、5類になったら治療費もかかってきます。毎年夏と冬に第~波という流行がやってきているので、少なくとも今年の夏に第9波がこないことを見届けないと安心はできません。

コロナに関しては、世間も私もどこかで気がゆるんでいるような気がするので、ウサギの赤絵に願いを託しつつ、気を付けていかないといけないなぁと思う今日この頃です。


あまりにも眩しくて あまりにも眩しくて

久々の今年初めの展示は"erun「あまりにも眩しくて」"、服飾と映像のインスタレーションです。天井から流れる呟くような音楽、カーテン越しに映し出せる、儚くもあやうく眩い映像。壁にかかる美しい洋服、すべてに包まれてゆったりとした時間をギャラリーでお過ごしください。26日まで。(22日水、24日金は休廊)

ビヨンドとうふ

テレビで、中身がスカスカのうにを安く買って、養殖するということをやっていました。レタスなどで育てるとりっぱな身ができるようになるらしく、味もよく値段も安いうにが提供できるという内容で、漁師さんも捨てるよりはいいし、こういうWinWinな話って好きなので見ていたら、うにつながりで、「うにのようなビヨンドとうふ」の紹介もしていました。

なにこれ、食べてみたい。うにも豆腐も大好きなので、値段も300円しないくらいらしいし、すごく気になりました。ネットで調べてみたら、6個セットながら、送料込みで1個300円を切っていたので、迷わず購入しました。で、届いた「うにのようなビヨンドとうふ」は、みためは小さめのマンゴープリンみたいな感じで、ペロリといけるんじゃないかと思いきや、けっこう濃い味で、1個でかなりおなかいっぱいになりました。

口にいれた感じは、本当にうにみたい、でも後味がとうふかなぁという感じでした。ごはんにのせて、のりをまいて軍艦まきにして、ワサビをちょっとつけるとウニ感はしっかり味わえます。とうふが嫌いな人でなければ、けっこういいんじゃないかという気がします。

「ビヨンド」ってbeyondのことだよねー。とうふを越えたとうふってことかぁ、覚えやすいしいい名前、なんて思っていたら、「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」というのもあるみたいです。しかも日本食糧新聞社の優秀ヒット賞なるものを受賞している。トーストにのせて加熱すると、とろけてビザトーストみたいになるそうな。とうふだから太ることもないし、次はこれだ、これと心にきめました。

最近みつけたたわいないお話ですが、食べ物のことってやっぱりねぇ、誰でも興味ありますよね。


眼差し 眼差し

今週の展示は「眼差し」、女子美術大学大学院生の油絵と版画(シルクスクリーン)の二人展。本年最後の展示となります。 大作品が多く、自然の中にいるような、旅に出たような、そんな気分になる素敵な展示です。特にシルクの大きな作品はなかなか見られないので、年末慌ただしい時期ですが、お時間許せば是非お越しください。27日まで。

防衛費のための増税

最近コンタクトレンズの洗浄液を買いました。まとめ買いするのでだいたい1年に1回くらいなのですが、1年前と比べて、なんと値段が1.5倍以上になっていました。物価があがってきたなぁという実感はあるのですが、電気代ですら2~3割程度、1.5倍以上には驚きました。お得3本セットが入荷しないという事情もあるようですが、それにしてもねぇ。生活必需品なので泣く泣く購入しましたが。

こんな風に、物価上昇をひしひしと感じるこの頃なのに、なんと防衛費のために4兆円の増税だとか。こちらも今までの1.5倍にするそうです。企業からとかたばこ税からとか言っていますが、まわりまわれば、1人年間約4万円の増税ですよ。4人家族なら16万円、なんで不景気のこんな時にという感がいなめません。しかも、「戦後最大の厳しい安全保障環境にある」とか「さしせまった脅威に対抗」するためとか言っているけれど、何にどれだけの金額を使うのかは全くみえてきません。予算って具体的金額ありきで決まるものではないでしょうか?福祉のために使う税金ならばいいけれど、具体策なしの防衛費にはだしたくないなぁと思います。東日本大震災の復興税から防衛費にまわすっていうのも、主旨が違うし、なんで?なんで?と疑問符ばかりついてしまいます。

もうひとつ腑に落ちないのは、今までってこういうたぐいの税金は、国民が知らないうちに決まっていて、「え?いつの間にか」と思うことが多かったような気がするのです。ところが、この防衛費に関しては、連日、テレビや新聞で報道されています。今日の朝日新聞の1面トップも防衛費のことだったし、これってどういう意味があるのでしょう?そうしなければならないほど巨額だから?それとも現政権の方針なのか?
いずれにせよ、軍国主義に走っていくようで恐ろしさを感じます。日本は、世界はいったいどこに向かっているのでしょうか?


汝楽園を忘れるなかれ 汝楽園を忘れるなかれ

今週の展示は「汝、楽園を忘れるなかれ」、架空想主催のコミックアートによる主にイラストの展示です。テーマは「楽園/旧約聖書」、おごそかなクリスマスを思わせる、ギャラリーいっぱいの、30名の作家の作品をお楽しみください。架空想さんの公募企画展は、今回をもって無期限休止となるそうですので、是非お越しください。19日まで。

薔薇とサムライ2

先日、久しぶりに歌舞伎以外の演劇、劇団新感線の「薔薇とサムライ2」を観てきました。以前観た新感線の「蛮幽鬼」が面白かったし、同じ中島かずき作、いのうえひでのり演出なので、これは間違いあるまいと思ってチケットを予約しました。劇場が新橋演舞場、松竹歌舞伎会に入っている関係で、チケットは3階1番前という良い席が簡単にとれました。でもこれはちょっとしたプラチナチケットだったらしく労せずとれたのはラッキーでした。そして、プラチナチケットを裏切らず、とても面白かったです。6日大千秋楽だったので、もういいかなってわけで、以下少々ネタバレありです。

「薔薇とサムライ2」とあるので、前作の後日譚という内容らしいですが、前作をみていなくても十分楽しめます。
ヨーロッパのとある小国コルドニア大国の女王となったアンヌ(天海祐希)が隣国のソルバニア国の女王マリア・グランデ(高田聖子)が、あの手この手で、近隣の各国をのっとって併合しようとたくらむのを、阻止する。それにアンヌに会いに来た五右衛門(古田新太)がからんで、歌あり、ダンスあり、立ち回りあり、そして大音響の音楽ありの大娯楽劇というのが、ざっとした内容です。そして、その中に侵略、戦争、戦争への嫌悪など、ウクライナ闘争を思い出すようなところもあり、おもしろさ、楽しさの中にちょっとした風刺を含んでいるのにも、脚本、演出の秀逸さがみてとれます。

休息をはさんで3時間半、展開がはやく、これでもかと楽しませてくれるので、ずーと飽きることなく楽しくみていられました。ハードとしての舞台はそれほど凝っているわけではないけれど、映像と照明を存分につかって迫力のある展開にしています。映像は舞台全体に映し出すことが多く、照明は、舞台から客席に向かって直線的に照らしたりもするので、3階1番前の席は、全体を見渡せて、値段以上の特等席だったかも、松竹歌舞伎会に入っていてありがたやーって感じでした。

そして、特筆すべきが天海祐希さんのかっこよさ。セリフもきれいではっきりしているし、何といっても怪盗紳士の燕尾服姿の歌とダンス、本当に素敵でかっこよかった。劇場の雰囲気も登場と同時に一瞬のうちに変わって、客席からため息が聞こえるようでした。これ宝塚時代からの天海祐希さんのファンはたまらないだろうなー。宝塚の底力をみたような気がします。

絶対に実際に舞台でみるべき演劇です。舞台演出もふくめて楽しさが全く違うはずです。コロナで控え目にしていた観劇だったけど、ますますいろいろ行きたくなってきました。
それほど興味がなかったはずの宝塚もみてみたいなぁなんて思ったりして、天海祐希さんすごい。


2nd PARTY 2nd PARTY

今週の展示は「2nd PARTY」、レザークリエイターのFIELD EDGE DESIGNZ.(通称fedz.)の、2022年東京個展です。いつもながらのハイクオリティの革製品に加え、今回は革製素敵イヤリングもあります。
作家の代表作の、細かいディテールと細工のライオンのリュックは、売約済なので、今回の展示で見納めです。是非お越しください。13日まで。

四方を守る神々

今、ギャラリーでは「レッドバンブー展」が開催されています。多ジャンルのグループ展ですが、その中でひときわ目をひく作品があります。 四方を守る神々、「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」の羊毛人形がそれです。

四神 四神

これは中国の神話「四神」に基づく霊獣だそうで、この「四神」を調べてみると、なかなか面白いです。
東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀といい、それぞれの方角を守っている霊獣で、日本でも古くは平安京では、東・青龍を鴨川に、西・白虎を山陰道、南・朱雀を巨椋池、北・玄武を船岡山とされているそうです。すなわち川、道、海、山をあらわしていて、四方八方、あらゆる自然から守るということで、なんとも心強い霊獣たちではないですか。
朱雀門や白虎隊など、日本語にもこれらを使った聞きなれた言葉もありますね。そして、なんとちらし寿司も、四色の具材で四神(諸説あり)をあらわしているのだとか、へぇー。そういえば、ちらし寿司ってひな祭りの定番、健やかに育つように守ってもらおうということなのでしょうか?

この羊毛人形の作者の谷田部香織さんは、コロナがなかなか収束しないので、もうアマビエさまだけでは足りない、四方を守る神々に守ってもらおうと思って制作したそうです。
ここにきてコロナ感染者もまた増えてきて、第8波になろうかという勢いです。もういいかげんにしてほしい。この願いが通じるといいなぁとつくづく思います。


第11回レッドバンブー展 第11回レッドバンブー展

今週の展示は上述の「第11回レッドバンブー展」女子美術大学付属高校の同級生10人、ジャンルフリーのグループ展です。ジャンルが多彩で力作が揃っているので、どなたでも楽しめます。四神のご利益もあるかもしれません。11月22日まで